鶴岡裕太とは?BASE社長になるまでの経歴/結婚/年収を徹底調査!

  • 2022年5月18日
  • 2023年3月27日
  • 社長

鶴岡裕太さんは、BASEは出店するのがとても簡単なECサイトです。ちょっと個性的なアイテムや手作りの1点ものなど、他の人とはかぶらないものを好む人は利用したことがあるのではないでしょうか。買い物だけではなく、オーナーとして出店されている方もいるかもしれませんね。

本記事は、そんなBASEを作った鶴岡裕太さんについて、プロフィールや経歴、年収などを詳しく紹介いたします。

鶴岡裕太のプロフィール

まずは、鶴岡裕太さんのプロフィールを紹介します。

鶴岡裕太さんはテレビなどのメディアに積極的に出ているわけではないため、詳しいプロフィールはあまり明かされていませんでした。とはいえ、鶴岡裕太さんはウィキペディアにもページがあるほど有名な起業家です。

プロフィール

  • 本名:鶴岡裕太(つるおかゆうた)
  • 生年月日:1989年12月28日
  • 年齢:32歳(2022年4月現在)
  • 出身地:大分県
  • 最終学歴:大分県立情報科学高等学校(東京工科大学中退のため)
  • 職業:起業家・BASE株式会社代表取締役社長

略歴

  • 2010年:東京工科大学へ進学・東京に上京。CAMPFIREのインターンに応募・エンジニアとして働く
  • 2012年:Livertyにエンジニアとして関わる。
    「BASE」リリース(鶴岡さんは当時22歳の大学生)1万店舗の目標を1ヶ月で達成し、法人化する
  • 2014年:大学を中退
         三井住友カードソニーペイメイントサービスと組み、独自の決済サービスを提供
         米国Apple社が注目するデベロッパーにBASEが選ばれる
  • 2015年:オンライン決済サービスの「PAY.JP」を提供開始
  • 2016年:会社は大きくなったが、創業当初からのメンバーが辞めていった
         Forbes が選ぶ「アジアを代表する30歳未満」の小売り&Eコマース部門に選出
  • 2018年:400万ダウンロード・60万ショップ開設。六本木の新オフィスへ
         ショップオーナーに向けの資金調達サービス「YELL BANK」の開始
         ネットショップだけではなく、百貨店と協力して常設店舗を渋谷マルイに出店
  • 2019年:東証マザーズに上場
  • 2020年:新型コロナウイルスの影響でお店を開けなくなったオーナーがBASEに参入
         利用率がぐっと上がる・飲食店の参入は前年比の約10倍
  • 2022年:カンブリア宮殿に出演
         全国170万店がBASEに参加

鶴岡裕太が代表取締役社長を務めるBASEとは?

打ち合わせ風景

鶴岡裕太さんが2012年にリリースした「BASE」についてご紹介します。

BASEは、だれでも簡単にネットショップを開くことができるネットのサービスです。わずか数分で、お店を開設できます。商品が購入された場合はサービス利用料や手数料などはかかりますが、ショップを開設するだけなら費用はかかりません。手数料も業界最安水準であることも、BASEの大きな特徴です。

BASEは独自の決済サービスを提供しているため、商品代金の支払いも簡単にできます。シンプルな操作で本格的なお店を簡単に出店できることから、2022年現在では170万店ものショップが開設されています。

BASEのネットショップ開設の実績は5年連続1位を記録しています。BASEアプリのダウンロード者数は、2021年時点で800万を越えています。BASE独自の決済サービス「PAY ID」の利用ユーザーも570万人を超えていて、多くのユーザーに利用されています。

BASE株式会社は、2019年には東証に上場しました。2021年の売り上げは99億円で、従業員数は211人と2012年の創業時点から大きく成長し続けています。

鶴岡裕太の経歴

ここからは鶴岡裕太さんの経歴について詳しく見ていきましょう。

家入一真に出会う

鶴岡裕太さんがBASEを作った背景には、連続起業家として有名な家入一真さんの存在が大きく影響しているようです。鶴岡裕太さんは家入一真さんに出会い、大きく人生が変わったといいます。家入一真さんに出会わなければ、起業も行わなかった可能性が高いそうです。それだけ家入一真さんは、鶴岡裕太さんの人生に影響を与えた方だといえるでしょう。

鶴岡裕太さんは、インターン先のCAMPFIREで家入一真さんに出会いました。鶴岡裕さんがCAMPFIREをインターン先に選んだのは、家入一真さんがいたからだそうです。家入一真さんは当時、すでにさまざまな事業に関わっていたため忙しく、インターン中は会えなかったそうです。

家入一真さんは、インタビューや本で引きこもりから起業した話や、社会問題などをTwitterで発信していたため、ファンがとても多いです。鶴岡裕太さん自身も家入一真さんのファンの1人で、CAMPFIREのインターンも家入一真さんのTwitterから知ったことがきっかけで応募したそうです。

CAMPFIREでインターンを始めても、家入一真さんにはなかなか会えませんでしたが、鶴岡裕太さんはSNSなどをチェックして居場所を特定し、そこに合流していたというエピソードもあるようです。その甲斐もあってか、鶴岡裕太さんと家入一真さんは取締役会などの社内会議以外で、毎週のように会って話す関係になったそうです。

家入一真さん曰く、

「年は離れているけど、先輩後輩のような、“上下”じゃない関係です。友人なんですかね。ただ最近は鶴ちゃんに学ぶことのほうが多いんです。上場や調達の手法ひとつとっても、僕の(paperboyで上場した)時とは状況が違うので、教えてもらっています。」

引用元:DIAMOND SIGNAL

とインタビューで明かしていました。

対等に物事を考え、発言できる力が鶴岡裕太さんにはあったのだと思います。そんな経緯もあり、家入一真さんの1ファンから、対等に話し合える仲間となります。

BASEの立ち上げ~社長になるまで

鶴岡裕太さんははじめ、起業したいとは考えていませんでした。ただ、自分でプロダクトを作りたいという気持ちはあったため、そこで開発を始めたのがBASEでした。

当時、鶴岡裕太さんのお母様が大分県で小売業を営んでいました。そこで、ECサイトを作りたいけど難しくてできないと言う話を耳にします。鶴岡裕太さんはその話をきっかけに、50代のお母さんでも簡単に開設できるECサイトを作りたいと考え始めます。

鶴岡裕太さんがサービスを公開したのは2012年です。当時の鶴岡裕太さんは大学生で、起業ではなくLivertyのプロジェクトの一部として行っていました。宣伝なども大きくは行わずSNSや一部のオンラインメディアに取り上げられたくらいでしたが、リリースしてから約3週間で7,000店舗以上のECサイトが作成され、流通総額は700万円を超えました。

2013年4月までに1万店舗開設が目標だったのですが、1ヶ月で1万店舗を達成します。これを周りに見せたところ、「起業して、自ら代表になるべきだ」と言われ、鶴岡裕太さんは起業します。

家入一真さんも鶴岡裕太さんの起業に賛同し、共同創業者として参画するかたちで法人化させます。

起業当時、鶴岡裕太さんはまだ大学生だったため起業の知識などはなく、家入一真さんたちに任せるかたちでした。鶴岡裕太さんはBASEの開発だけに力を入れ、法人登記から投資の交渉までほとんどのすべてのことを他の人が支援しました。そうしてBASEができあがり、鶴岡裕太さんが代表取締役社長となったのです。

東証マザーズに上場!コロナで売り上げアップ

ECサイトのカード決済

会社を立ち上げてすぐ上手くいったかと言えば、そうではありませんでした。独自の決済サービスの開発に加え、会社は大きくなったが創業当時のメンバーが辞めるといった出来事がありました。

また、BASEをリリースしたときは独自のサービスがショッピングカートの機能のみで、他のECサイトとの差別化があまり図れていませんでした。そこでなんとかしたいと考えたのが、「決済」です。登録の手間などがかからない決済機能があれば便利だと考えて、開発に乗り出します。三井住友カードとソニーペイメントの協力を受け、即時に決済審査ができてすぐに決済ができるサービスができあがりました。

その後もBASEは順調に成長し、売り上げを伸ばし続け2019年には東証マザーズに上場します。
新型コロナウイルスの流行で、時短営業や休業を余儀なくされたオーナーが増えたためです。ECサイトでネット販売を行いたい人が急増し、2020年春に一気に出店数が増えました。開設されたお店は夏には110万店舗を越え、元々、アパレルや雑貨のお店が多かったBASEでしたが、飲食店の利用も急増して前年比の10倍となりました。

2020年まで7年間半かけて積み上げてきた流通総額と同じ額が、1ヶ月で上乗せされたそうです。決済が間に合わないくらいに利用者が増えたために会社としては危機に陥ったそうです。たくさん利用してもらえることは嬉しいことで、なんとか危機を乗り越えましたが、当時は利用者の急増でパンクしそうになっていたそうです。

2022年5月現在は、170万ものお店が開設されています。アプリのダウンロード数は800万を越えています。

鶴岡裕太の推定年収

これだけ大きく成長した会社の社長である鶴岡裕太さんの年収はいくらなのでしょうか。

鶴岡裕太さんは年収を明かしていません。BASE株式会社の有価証券報告書に書いている役員報酬の合計金額は、7,245万円です。役員は4人で、1人あたりの報酬は1,800万円ほどです。鶴岡裕太さんの年収は、その額を2倍にした年収3,000万から4,000万円ほどだと予想されています。

鶴岡裕太さんは、BASE株式会社の株を保有しています。鶴岡裕太さんの2021年の株の保有比率が16.65%で、保有している株は18,820,000です。取得資金が12,135ですので、1,200万円以上の資産を持っていることが予想されています。

鶴岡裕太の兄も起業している?

実は鶴岡裕太さんのお兄様も起業されています。お兄様は鶴岡英明さん。6歳年上で、「兄の影響も強かった」とインタビューで明かしています。物心ついたころには、お兄様が使っていたパソコンが家にあったそうで、幼い頃からパソコンに触れる機会が多かったそうです。

兄の鶴岡英明さんも大学進学を期に、東京に上京しました。鶴岡裕太さんの上京も、お兄様の影響かもしれませんね。

鶴岡裕太さんが上京したときは、鶴岡英明さんはすでに東京で働いていたため、よく遊びにいっていたそうです。鶴岡英明さんは東京や福岡でエンジニアとして働いた後に、大分市内にITスタートアップの会社「イジゲン」を2013年に設立します。

取締役会長として現在も会社に関わっています。顧問として「イジゲン」に家入一真さんも関わっているため、家入一真さんを鶴岡英明さんに紹介したのは鶴岡裕太さんだと考えられます。

鶴岡裕太は結婚している?

鶴岡裕太さんは結婚されているのでしょうか?

結論としては、結婚はしていないようです。学生のころから仕事一筋で時間がなかったようです。30代になり、少しずつ余裕も出てくると思いますから、今後、結婚という嬉しい知らせが聞けるといいですね。

鶴岡裕太は引きこもりだった?

鶴岡裕太さんは学生のころに引きこもりを経験しています。いじめを受けたとかが原因ではなく、ある日なんとなく学校に行きたくなくなって、ずる休みをします。すると、なかなか学校に次に行くきっかけがわからなくなり、そのまま不登校になったそうです。

鶴岡裕太さんが不登校になっても、ご両親は学校に行けと強制するようなことはしなかったそうです。不登校のときは、インターネットをして過ごしていたそうです。インターネットを好きになって、仕事にしようとしたきっかけはこの不登校での経験なのかもしれません。

また、鶴岡裕太さんはこの時期に、劇団四季などのミュージカルを好きになりよく見に行ったそうです。そのときに感じたのがパフォーマンスの素晴らしさ以上に、劇を見に行っている大人たちは幸せになって帰るということでした。いい時間の使い方をしているのだと感動した鶴岡裕太さんは、誰かを幸せにする仕事は良い時間の使い方という考え方を持つようになり、いつかは自分も誰かを幸せにする仕事をしたいと考えます。

その後、鶴岡裕太さんは高校を無事に合格し、大分県立情報科学高等学校に入学して卒業しました。

鶴岡裕太の評判

鶴岡裕太さんへの評判は見当たらなかったので、BASEの評判を一部ご紹介します。

初心者でも簡単に始められる

費用をかけずに気楽に自分のショップが開ける

誰でも簡単にきれいなデザインが作れる

ショップへのクレームやトラブルは自身で解決しなければならない

システムの不具合で商品サイトにアクセスできないなどの影響もある

売上金は申請期限が過ぎると失効する

まとめ

今回は、簡単にネットショップが開けるBASEを作った鶴岡裕太さんについてご紹介しました。今後もBASEで開設するお店は増え続け、より一層、使いやすいサービスになることでしょう。