家入一真さんをご存知ですか?家入一真さんは、クラウドファンディングサイトCAMPFIREを運営する会社の代表であり、実業家です。家入一真さんは学生時代に引きこもり歴があることや、立て続けに起業を行い連続起業家として一躍有名となりました。
本記事では、家入一真さんがどうやって引きこもりから起業家になったのか、結婚しているのか、家入レオさんと血縁関係があるのかをご紹介したいと思います。
家入一真のプロフィール・略歴
家入一真さんのプロフィールと略歴です。
プロフィール
- 本名:家入一真(いえいりかずま)
- 生年月日:1978年12月28日
- 出身:日本・福岡県
- 出身校:福岡県立玄界高等学校中退
- 職業:起業家・実業家
- 役職:株式会社CAMPFIRE 代表取締役/BASE株式会社 共同創業取締役/株式会社XIMERA 代表取締役
略歴
- 2001年:合資会社マダメ企画を資本金30万円で設立
- 2003年:有限会社paperboy&co.を出資金300万円で設立
- 2004年:GMO(現・GMOインターネット)と資本提携を結ぶ
- 2007年:第5回Webクリエーション・アウォード Web人賞受賞
第1回アソシエイトコンテスト ベストアソシエイト大賞
『こんな僕でも社長になれた』で本初出版 - 2008年:株式会社paperboy&co.がジャスダックに上場
- 2009年:株式会社paperboy&co.代表取締役社長を退任、同社代表取締役CCOに就任
- 2010年:株式会社paperboy&co.代表取締役CCOを退任、同社取締役(非常勤)に就任
株式会社パーティカンパニーを設立し、同社代表取締役に就任
渋谷区渋谷にカフェ「オンザコーナー」をオープン - 2011年:クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」を運営する株式会社ハイパーインターネッツ(現・CAMPFIRE)を設立・代表取締役に就任(現職)
- 2012年:株式会社パーティファクトリーを設立し、代表取締役に就任
Livertyを設立・代表に就任。現代の駆け込み寺シェアハウスをオープン
creww株式会社を設立し、共同創業取締役に就任
BASE株式会社を設立し、共同創業取締役に就任(現職) - 2014年:東京都知事選挙で16候補者中5位の得票数で落選
政治団体「インターネッ党」を設立
新世代が解く!ニッポンのジレンマでテレビ初出演 - 2015年:株式会社XIMERAを設立し、代表取締役に就任(現職)
- 2016年:株式会社CAMPFIRE代表取締役社長に就任
- 2018年:「NOW」設立・第一号として、最大50億円規模のファンド組成へ
- 2019年:BASE株式会社がマザーズに上場
- 2020年:Forbes 日本の起業家ランキング 第3位受賞
家入一真の経歴
いくつもの会社を起業している家入一真さんですから、ずっと成功している起業家だと思われる方が多いのではないでしょうか。しかし、実際はそうではなく、起業する前に家入一真さんはさまざまな苦労をされてきました。
ここからは、家入一真さんが連続投資家になるまでの経歴を紹介します。
引きこもりの学生時代
家入一真さんは中学2年生の頃にいじめに遭い、不登校になります。それでも高校に進学しましたが、進学した高校でもいじめに遭い、結局中退することになります。
高校を中退後は、3年間引きこもり生活をします。引きこもり生活の中で、家入一真さんは画家になりたいという夢ができて、大学入学資格検定を受けて芸大を目指します。
芸大に合格するも…
画家になりたいという夢を持った家入一真さんは、大学進学のお金を稼ぐためにアルバイトを始めました。家入一真さんは住み込みの新聞配達のアルバイトのおかげで、社会に出て人と関わることができるようになりました。そして、芸大に合格するために予備校に通い、無事に地元の美術大学に合格します。ちなみに、有限会社paperboy&co.のペーパーボーイの社名の由来は、新聞配達のアルバイトをしていた経験から来ているそうです。
地元の美術大学に合格した家入一真さんでしたが、大学には通わずに就職をします。理由は、親が交通事故に遭い家入一真さんが働かなければならなかったからです。
会社を転々とする社会人時代
家入一真さんは引きこもり時代に勉強していたパソコンの知識を活かし、小さなデザイン会社に就職します。デザイン会社ではWebデザインに興味を持ちます。
家入一真さんが次に就職したコンピューターシステムの会社では、ITのスキルを身につけました。自分の意志とは裏腹に社会で働くことになった家入一真さんは、その後もいくつかの会社を転々とします。しかし、結局どの会社も長く続きませんでした。引きこもり時代の悪いクセがなかなか抜けず、寝坊で遅刻を繰り返しクビになったこともあったそうです。
起業を決意!
家入一真さんはどうしても社会や会社に馴染めず、息苦しさや生きにくさを感じていたそうです。そんな中、家入一真さんは自身で起業するという考えに至ります。社長になりたい、自分のやりたいことをしたいとの想いから起業する方が多いですが、家入一真さんは自身が生きていくための手段として起業を選びます。
22歳で合資会社マダメ企画を設立
家入一真さんが22歳のときに、最初の会社である合資会社マダメ企画を設立します。
合資会社マダメ企画はレンタルサーバーのビジネスを行い、若い女性をターゲットにヒットを果たします。従業員も増えて、2012年12月にはジャスダックに上場します。
当時29歳の家入一真さんは、史上最年少での上場でした。引きこもりや行きたい大学に合格しても行けなかった家入一真さんですが、起業して大きく人生が変わっていきます。
連続起業家として一躍有名に!
家入一真さんは合資会社マダメ企画(現:有限会社paperboy&co.)の代表取締役社長を辞めて、連続起業家になります。現在も代表取締役Co-CEOを務めている「株式会社CAMPFIRE」や、スマートECサイト運営の「BASE株式会社」、カフェプロデュース・運営の「partycompany」、スタートアップベンチャー投資の「NOW」、シェアハウスの「リバ邸」などさまざまな業種の企業の設立に関わっています。
家入一真さんは次々に企業を設立し、一躍有名になります。
東京都知事選に立候補し、インターネッ党を立ち上げる
家入一真さんは2014年に東京都知事選に立候補するも落選します。その後、政治団体「インターネッ党」を設立します。2020年までに東京23区すべての区長候補者を擁立することを目標にした団体で、ホリエモンこと堀江貴文さんやロンドンブーツ1号2号の田村淳さんなどが賛同者にいました。しかし、2016年にインターネッ党の活動は終了しています。
家入一真が関係している事業一覧

家入一真さんが関係している事業のまとめです。過去のものも併せて紹介しています。
合資会社マダメ企画(現:有限会社paperboy&co.)を設立
レンタルサーバー・ロリポップを運営する会社です。お金がなく有限会社や株式会社を設立することができないため、合資会社として2001年に設立します。
その後2003年に、有限会社を出資金300万円で設立しました。会社名を合資会社マダメ企画から有限会社paperboy&co.に変えます。2004年にはGMO(現・GMOインターネット)と資本提携を結び、連結子会社となります。代表取締役社長を辞めたあともCCOとして会社に関わり続けていたが、今はもう関わっていません。
株式会社パーティカンパニーを設立
家入一真さんは有限会社paperboy&co.の代表取締役社長を辞めた後、2010年に株式会社パーティカンパニーを設立しました。カフェ・レストラン事業、アート・文化事業をメインに行う会社で、やんちゃな遊びこごろとひとつまみの悪ふざけをコンセプトに普通のレストランとは少し変わったお店の経営を行っていました。家入一真さんがいつ頃まで社長だったのか、いつまで会社が存在したのかはわかりませんでした。株式会社パーティカンパニーTwitterの更新は2013年7月までツイートされていて、現在は更新が止まっています。
株式会社ハイパーインターネッツ(現・CAMPFIRE)を設立
家入一真さんは2011年に、クラウドファンディングサイトのCAMPFIREを運営する株式会社ハイパーインターネットを設立します。この会社は、後の株式会社CAMPFIREとなります。2016年に名前を変更し、家入一真さんは代表取締役社長に就任します。今も現役で社長を務めています。
株式会社パーティーファクトリーを設立
家入一真さんは2011年に、スタートアップ投資・育成事業を行う株式会社パーティーファクトリーを設立します。
Livertyを設立
LivertyではLive in Liberty自由に生きろとコンセプトに、「リバ邸」という現代版の駆け込み寺シェアハウスをオープンさせます。家や学校、職場に居場所がない人たちのために新たな居場所として機能する場所を提供することも目的としています。
2012年に設立しましたが、今もなおシェアハウス「リバ邸」は続いているようで、SNSの更新が積極的に行われています。
creww株式会社の共同創業取締役に就任
creww株式会社は、Growth Tech領域におけるオープンイノベーションプラットフォームを運営している会社です。2012年に設立されて、家入一真さんは共同創業取締役に就任しましたが、今は関わりがないようです。
BASE株式会社を設立
BASE株式会社は、3つの項目を埋めるだけですぐにショップを開設できるネットショップ作成サービスを提供しています。2012年に共同創業で設立し、売り上げなどは好調です。2019年には東証マザーズに上場していて、家入一真さんは現在も共同創業取締役として会社に関わっています。
株式会社XIMERAの代表取締役に就任
株式会社XIMERAは2015年に設立され、家入一真さんは代表取締役に就任しました。
株式会社XIMERAは新聞社・雑誌社・放送局といったコンテンツ提供社に対して、コンサルティングやプロダクトの提供を通じてデジタルメディアのビジネス課題の解決を支援している会社です。
NOW株式会社を設立
シードラウンド向けベンチャーキャピタルの「NOW」を設立します。設立・第一号として、最大50億円規模のファンドを組成しました。
家入一真の推定年収

家入一真さんの年収は一体、いくらなのでしょうか。家入一真さんにはなんとこんな逸話があります。有限会社paperboy&co.の代表取締役社長を辞めたときは、10億円以上のお金を手にしたそうです。しかし、その10億円をわずか2年で使い切ります。当時の月の飲み代はなんと2,000万円だったそうです。
10億円のすべてを飲み代などの遊びに使ったわけではなく、カフェの経営や投資にも使ったそうですが、2年で使い切ってしまうとは驚きです。家入一真さんの近くにいた人もさすがにこのお金の使い方には引いてしまい、周りに誰もいなくなったそうです。
家入一真さんは、Forbesが選ぶForbes JAPAN’S START-UP OF THE YEAR2021の第3位にランクインしていることから、お金を稼いでいることには違いありません。しかしながら、はっきりとした年収はわかっていません。
公式ではなく個人が運営している日本の資産家ランキングに家入一真さんがランクインしていて、総資産14億円、年収は6,000万円だと発表されています。恐らく、この金額に近い金額が家入一真さんの年収だと思われます。
家入一真の噂!家入レオと血縁関係がある?
名字が同じなので、よく歌手の家入レオさんと親戚なのではと噂されていますが、この噂は真実ではありません。家入レオさんと家入一真さんは全く関係がありません。2人共同じ福岡出身であり、余計に親戚なのではと誤解されることが多いようです。
家入一真は結婚している?離婚歴がある?
家入一真さんは結婚されています。2度の結婚歴があり、1度目の結婚はちょうど最初に起業した頃で、家入一真さんが22歳のときでした。奥様と知り合ったときは音楽学校に通っていて、18歳のときに結婚しました。インターネットのコミュニティーサイトを通じて知り合い、やりとりする中で交際に至り結婚しました。2人のお子さんをもうけ幸せな家庭を築きますが、金銭感覚や価値観のズレ、奥様が社会と関わりを持つようになったことから、東京都知事選に出馬するときに離婚します。お子さんは奥様が引き取ったようです。
その後、家入一真さんは再婚します。再婚のお相手はコスプレアニソンDJのサオリリスさんです。サオリリスさんはアニメキャラのコスチュームに身を包み、アニソン・アイドルソングなどのDJとして活躍していました。コスプレアニソンDJという地位を確立させたパイオニア的な存在で、人気もあり、大きな舞台に立つこともあったようです。
2007年ごろからクラブやイベントでDJとして活動していましたが、2015年にDJを引退します。その後、2016年に家入一真さんと結婚し、お子さまを出産されています。
お子さんは前の奥様との間に娘さんと息子さんがいて、現在の奥様との間に娘さんがいます。
まとめ
夢を諦めて、社会にも適合できず起業した家入一真さんはいくつもの企業を設立させ、大金を手にしました。悪いことのあとには良いことがあると言うのは本当のようです。家入一真さんがこれからどのような企業を立ち上げていくのか、今後の活躍にも注目したいですね。