竹之内教博とは?りらくる創業者の経歴と驚きの年収と資産を紹介!

  • 2022年7月26日
  • 2023年3月31日
  • 社長

竹之内教博さんとはどんな人物なのか、気になりますよね。

竹之内教博さんは、全国600店舗を展開するリラクゼーション・サロン「りらくる」の創業者です。また、その「りらくる」をイギリスの大手ファンドに売却して270億円の利益を獲得した事業家としても知られています。

本記事では、竹之内教博さんがこれまでにのし上がってきた経歴や年収についてご紹介します。また、270億円という大金で事業売却に至った経緯や20以上の異なるジャンルでビジネスを成功させた秘訣にも迫ります!

竹之内教博のプロフィール

まずは、竹之内教博さんのプロフィールを見ていきましょう。

プロフィール

  • 氏名:竹之内教博(たけのうち ゆきひろ)
  • 生年月日:1977年(昭和52年)12月18日(44歳)
  • 出身:大阪府岸和田市
  • SNSフォロワー数:YouTube16万人、Twitter4万人 ※2022年5月1時点

略歴

  • 高等学校 卒業
  • 大学 中退
  • 1996年 美容室にて勤務
  • 2001年 美容室5店舗の総括ディレクター・コンサルティング
  • 2005年 ファンタジーリゾート設立
  • 2009年 りらく設立
  • 2015年 株式会社T’sインベストメント設立
  • 2016年 りらくるに屋号変更
  • 2017年 英ファンドに「りらくる」を270億円で売却
  • 2018年 直営で600店舗達成
  • 2021年 YouTubeチャンネル「竹之内社長の【非常識な成功法則】」開設

竹之内教博さんは、全国に直営で600店舗を展開しているリラクゼーション・サロン「りらくる」の創業者であり、事業を270億円で売却した後は投資家に転身し、現在は20以上の異なるジャンルのビジネスを成功に導くビジネスプロデューサーとして、今も現役で活躍されています。

幼少の頃は極度の倹約家の母親の方針で、常におさがりを着用するなど実家は貧乏なんだと信じこんで育った竹之内教博さんですが、大学を中退して美容室に就職してから快進撃が始まります。入社から1年半で店長を任され、数十の美容室のコンサルティングをして20代を過ごしました。

竹之内教博さんが31歳のときに20代の集大成として立ち上げたのが、リラクゼーション・サロン「りらく(現:りらくる)」です。2009年で1店舗目を開いてから、8年間で直営550店舗まで増やし、270億円でイギリスの大手ファンドであるCVCキャピタルパートナーズに売却しました。

りらくるで培ったビジネスノウハウを様々なジャンルに展開し、飲食・クラブ・アプリ開発・美容サロンなど20以上のビジネスを成功させています。

竹之内教博の経歴

マッサージ

ここからは、竹之内教博さんの経歴について詳しく見ていきましょう。

ビジネスの秘訣を体験で身につけた学生時代

竹之内教博さんの行動力の源は、中学時代から始まっていたそうです。貯金が趣味で極度の倹約家の母親を見て、強く「お金持ちになりたい」と思うようになります。

偉い人=勉強ができる人と仮説を立てた竹之内教博さんは、自ら中学受験を志願し私立の中学校へ入学します。入学した私立中学でもトップを取るべく、当時学年トップであった同級生にどのように勉強をしているのかをインタビューしていたそうです。

同級生いわく、学校以外でも毎日5時間勉強していることを知った竹之内教博さんは、そのまま習い学校以外での5時間勉強を開始し見事学年トップ獲得します。以来一度もトップの座を譲ることなく学生時代を過ごしました。

一番になるためには、一番の人に話を聞き、一番の人のマネをする」という、誰もが知っているけど誰もやらないビジネスの秘訣を学生のうちから実体験として学んでいたようですね。

勉強で学年トップを取り続けていた竹之内教博さんですが、暗記がとても苦手なため、暗記が中心になる受験勉強では力を発揮することができず成績を落としてしまいます。希望の大学に入れず勉強へのモチベーションが湧かなくなってしまい大学入学から4ヶ月で退学してしまいました。

ただ、当時すでに起業をしようと考えていたそうで、手に職をつけて独立をしようと考え、技術を身につけられる美容師を目指すことを決断します。

アルバイトから1年半で美容室店長に抜擢

アルバイトとして美容室で働き始める竹之内教博さんですが、普通3年かけてスタイリストを目指すところ、1年でスタイリストに昇格し、その半年後には店長を任されるまでに急成長します。

その要因としては、始めから起業する前提で学んでいたからです。先輩に教えてもらったことを「自分ならこう教えるな」と常にシュミレーションしていたため、常人の倍の早さで技術を習得していったのだそうです。

店長になった竹之内教博さんは、現場から一歩引いた視点でビジネス力を養っていきます。例えば、人を動かすためには叱咤激励するのではなく、仕組みを変えるのが大切ということです。

美容室では、カラーやコンディショニングの注文がオプションとして利益増加につながるのですが、美容師には物販のモチベーションはないので「販売を頑張ろう」と言っても注文が増えることはありません。そこで、竹之内教博さんはオプションのメニュー表を作り、その表を必ずお客さんに見せましょうと約束事を作ることにしました。すると、メニュー表を見せたかどうかが美容師への評価になるので、モチベーションがなくても自然と販売への導線を作ることができ、結果的にオプション売上を伸ばすことができたそうです。

コンサルティング先の美容室の隅で「りらく」を開業

美容室の店長として務めていた竹之内教博さんですが、24歳のときに同業の引き抜きにあい、美容室5店舗の統括とコンサルティングを任されるようになります。その時に出会ったのがリラクゼーション・サロンでした。

コンサルティングをしていた美容室の隅でエステをしていたようなのですが、大赤字を出しており、竹之内教博さんがそのエステスペースをそのまま借り受け、看板交換に自費で100万円ほど出して「りらく」をオープンすることになりました。開店するとすぐにお客さんが殺到したため成功の確信を持つことができたことで、多店舗展開に繋がっていきます。

「りらく」を初動から軌道に乗せることができた要因は、TTP(徹底的にパクる)と語る竹之内教博さん。自身が通っていたリラクゼーション・サロンが「りらく」のモデルになっているのだそうです。

小規模ながら絶えない客足に驚いたことが調べるキッカケになったそうですが、サービスメニューや料金設定、立地や広告の出し方まで公開されている情報を細かく調べていき、「りらく」にも当てはめていったそうです。

独自路線で築き上げたビジネスを270億円で売却

TTP(徹底的にパクる)で作ったビジネスは同様にTTPされるだろうと踏んでいた竹之内教博さんは、創業時から競合対策を練っていました。その一つが教育の仕組み化です。他のサロンが施術スタッフを一人前に育ててから新店舗を出すところ、「りらく」の場合は未経験者を短期間で独立させる教育プログラムを構築し、他社が新店舗を出す前にどんどん多店舗展開し、真似して立ち上げるスキを与えない対策を講じていました。

対策は見事に功を奏し、他の追随を許さず着実に店舗を増やしていき、1店舗目オープンから8年で全国550店舗への拡大に成功しました。ちょうど100店舗に到達したあたりで、1回目の事業売却を実行します。アドバンテッジパートナーズに全株を60億円で売却しました。

ですが、ファンドが資金調達する仕組みを上手く利用し、売った瞬間に半額で数%の株を買い戻し、ストックオプションと合わせて数十%の株は引き続き保持を続けていたそうです。270億円の売却は2回目の売却です。

2016年に屋号を「りらく」から「りらくる」に変更するのですが、翌年の2017年に2回目の売却が実施されました。次は、イギリスの大手ファンドのCVCキャピタルパートナーズからの買収です。

ただし、買収の話が持ち上がった当初、270億という巨額の売却案件にもかかわらず、内部のいざこざからアドバンテッジパートナーズは売却を渋っていたそうです。そこで、竹之内教博さんが250億円で株を買い戻します。270億円でCVCに売却をしたという裏の経緯があり、竹之内さん自身に270億円全額が振り込まれたわけではありません。

竹之内教博さん本人が語っているように、実際に資産として手にした金額は100億円ほどだそうです。ただ、そうであっても巨額な資産を獲得したことには変わりありませんね。

初速こそつまずくも、着実にビジネスを成功させる投資家に転身

「りらくる」の事業を売却した竹之内教博さんは、その後投資家へと転身を遂げます。始めに手がけた事業はコッペパン専門店。ですが、初期投資に2億円を投じたこのビジネスは、6店舗中5店舗が赤字になるという大失敗に終わります。「りらくる」のときは100万円でスモールスタートを切ったにも関わらず、大金を手にしたことで大きく出てしまったのでしょう。

小さく始める手法に切り替え初心に戻った竹之内教博さんは、その後着実にビジネスを展開していきます。飲食、通信、美容など、様々なジャンルで20以上のビジネスを成功に導きました。

竹之内教博の年収と資産

100億単位の事業売却や、数十のビジネスを同時に手掛ける竹之内教博さんの年収ですが、ゼロ円です。給料ゼロ、役員報酬ゼロと本人が語っています。

理由としては、給与をもらうと所得税がかかってしまうからです。税金として取られるくらいなら会社に貯蓄しておいて、会社のビジネスに使う方が有益な使い方ができるからだそうです。

ただし、個人的にファンドに預けている資産の売却益で、2021年の年収に関しては5億円くらいの収入があったそうです。給与や役員報酬で定期的にコツコツ会社からお金を抜くよりは、事業を育てて売却した方がはるかに自分に残る金額が大きいということでしょう。

ちなみに、資産は100億円ほどあるそうで、人生を何周しても使い切れないようなお金を持っているため、年収という概念すら本人の中ではなくなってしまったのかもしれません。

竹之内教博の展開している事業

足のマッサージ

竹之内教博さんが展開している事業をご紹介します。

飲食事業

紅茶の本場である台湾の茶葉を利用したタピオカミルクティーを販売している「香茶」、大阪ミナミで関西最大級を誇るクラブ「ジラフ・ジャパン」などの飲食関連事業を展開しています。また、国外では韓国を拠点とした高級食パン専門店を複数店舗運営しています。

通信関連事業

リラクゼーション・セラピストと一般のお客さんのマッチングアプリを開発・販売する「ホググ」、人手不足の解消のために事業マニュアルをクラウド共有できるアプリ「シルル」、化粧品などを販売するECサイトの運営も手がけています。

美容事業

男性の眉毛に特化した美容サロン「ナインプラス」、最短3ヶ月で全身脱毛できるセルフ脱毛専門の「セルフメイド」、スピード・長持ち・低価格がコンセプトのまつ毛エクステ専門サロンの「クイックアイズ」を展開しています。

事業売却・事業承継事業

リラクゼーション・サロン「りらくる」を大手外資ファンドに270億円で売却した自身の経験から、事業売却や事業承継に悩んでいる経営者向けにコンサルティング・サービスもおこなっています。他にもお金を出すだけの出資なども含めると、さらに10以上の事業に関わりをもっているようです。

2021年には、YouTubeチャンネル「竹之内社長の【非常識な成功法則】」を開設しメディア露出も積極的におこなっています。体一つでここまで同時進行でビジネスを展開できる秘訣はなんなのか、気になりますよね。次項以降で竹之内教博さんの事業展開の秘密を探っていきます。

竹之内教博のSNS

竹之内教博さんのYouTubeチャンネルとSNS情報です。

まとめ

ビジネスの仕組化で、リラクゼーション業界に衝撃をもたらした「りらくる」創業者の竹之内教博さんをご紹介しました。事業売却後も3年で20以上のビジネスを成功させてきた竹之内教博さん。今後もさらに多くのビジネスを展開していきそうですね。