米山維斗は小学生から起業した経歴がある神童と呼ばれる天才社長

  • 2022年10月28日
  • 2023年4月3日
  • 社長

米山維斗さんをご存知ですか。親子起業第1号で有名になった米山維斗さんは、12歳の小学生のときに起業したかったのですが、日本では12歳で起業することは難しかったため、米山維斗さんのお父さんが代表取締役社長になり親子起業でケミストリー・クエスト株式会社を設立しました。

ケミストリー・クエスト株式会社の売れ筋商品は、カードゲーム「ケミストリークエスト」です。ただのカードゲームではなく、原子を結合させて分子を作っていくというカードゲームで遊びながらも勉強ができるというものです。カードゲームは1万部売れたらヒットと言われていますが、ケミストリークエストは12万6000部も売れ、大ヒット商品となっています。

今回はそんなケミストリークエストを生み出した米山維斗さんについてご紹介いたします。

米山維斗のプロフィール

米山維斗のプロフィールです。Wikipediaにページがあり、メディア出演やインタビューなどもされています。

  • 本名:米山 維斗(よねやまゆいと)
  • 生年月日:1999年5月11日
  • 住居:神奈川県相模原市在住
  • 職業:ケミストリー・クエスト株式会社代表取締役
  • 趣味:バイオリン

米山維斗の経歴

米山維斗の華麗なる経歴を紹介します。

  • 2008年:9歳のときにカードゲーム「ケミストリークエスト」を考案
  • 2009年:4年生のときに全国統一小学生テストで全国1位を取る
  • 2010年:「東京国際科学フェスティバル2010」クロージングイベントに出展
    第14回ジュニア算数オリンピック大会ファイナリスト
  • 2011年:カードゲームを発売するケミストリー・クエスト株式会社を設立。社長就任
    テレビ初出演・メディアに多数出演
  • 2012年:筑波大学附属駒場中学校へ入学
    アプリ甲子園2012 ファイナリスト
    中国上海「週末画報」年刊「アジアの若き100人」選出
    TED×Seeds2012に出演し、プレゼンを行う
  • 2013年:JCI 少年少女国連大使2013
  • 2014年:東京国際科学フェスティバル2014 実行委員会 副委員長
  • 2015年:化学グランプリ2015 銅賞
    筑波大学付属駒場高校に入学
  • 2017年:国際言語学オリンピック日本代表銅メダル
  • 2019年:東京大学に入学
    ケミストリークエストのシリーズ累計販売が123,000部を突破

米山維斗さんは、9歳のときに考案したカードゲーム「ケミストリークエスト」を2010年の東京国際科学フェスティバルに出展します。東京国際科学フェスティバルは化学を楽しみ、技術に親しむお祭りとして、「地域の絆を世界の絆に」をモットーに企画されたイベントです。米山維斗さん2014年には、東京国際科学フェスティバルの実行委員会を務めます。

米山維斗さんは、同年に小学5年生以下対象の算数の大会であるジュニア算数オリンピック大会でファイナリストに残ります。

米山維斗さんは2012年に、中高生向けスマートフォンアプリ開発コンテストのアプリ甲子園でファイナリストなります。また同年TED×Seeds2012に13歳で出演し、大人顔負けのプレゼンを披露したことが話題となりました。さらには、中国上海の「週末画報」年刊「アジアの若き100人」に選出されます。

米山維斗さんは2013年にJCI 少年少女国連大使のプログラムに参加します。少年少女国連大使は、日本青年会議所が主催しているプログラムです。全国から応募した小中学生から30名を選び、国連などの機関を訪問し、世界の問題やSDGsについて今後どのように若者世代に関わって行くのかを学んでいくプログラムです。

米山維斗さんは2015年に化学グランプリに出場し銅賞を受賞します。化学グランプリは1999年から毎年開催されていて、日本全国の高校生以下の化学の実力を測る大会です。

2017年には、国際言語学オリンピックの日本代表として銅メダルを取ります。国際言語オリンピックは、中高生が対象で言語学に関連する問題を解く力を競い合う大会です。

米山維斗の幼少期は神童だった!

米山維斗さんは9歳でケミストリークエストを生み出すのですが、その前から神童だったことが伺えます。米山維斗さんのご両親が言うには、言語の習得が早く、なんと1歳の終わりには親と会話が成立していたそうです。

また、3歳になる前にはひらがな、カタカナ、パソコンの操作方法を習得していたようです。3歳でパソコンまでとはかなりの驚きです。4歳の頃に宇宙に興味を持ち、それ以降も古生物や化石、鉱物や元素などどんどんと関心を広げるようになりました。

ご両親が難しくてわからないようなことにも興味を示すようになり、そのたびにご両親は図鑑などを買い与えていたそうです。図鑑を読んだだけで、サイコロの対面の和が7になることに気づいたと頭の良さが飛び抜けています。

米山維斗さんはその頭脳明晰さから会社を作るだけではなく、4年生のときに全国統一小学生テストで全国1位を取り、第14回ジュニア算数オリンピック大会ファイナリストになったりと数々の大会などに出場し優秀な結果を残しています。

カードゲーム「ケミストリークエスト」ができるまで

米山維斗とは?小学生から起業した経歴がある神童と呼ばれる天才社長

シリーズ累計12.6万部とカードゲーム界ではかなりの大ヒット商品であるカードゲーム「ケミストリークエスト」は、どのようにして生まれたのでしょうか。

小学3年生の頃に米山維斗さんの周りでは、学校で遊べるカードゲームを自分たちで作るのが流行っていました。私物のゲームなどを持ち込むのを禁止されていたため、自分たちでオリジナルのカードゲームを作っていたそうです。米山維斗さんご自身も友だちと遊べるものを作ったらみんなに喜んでもらえるかなと思い、カードゲームを制作しました。

化学を最初から題材にしたわけではありませんでした。米山維斗さんは当時、バトルゲームがとても流行っていたことから、将棋のように相手のコマを手に入れて自分の仲間にできるようなルールをカードゲームに取り込んだら、どんなカードゲームができるのだろうと考えます。まず、前提に相手のカードをもらって自分の得点になるようにするとどんなゲームが作れるのかを考え、自分はそのとき化学に熱中していたため、自身のカードと相手のカードを組み合わせて分子にするというルールを思いついたそうです。

原子や分子は小学生には難しすぎる題材ですが、ルールを非常に簡単にすることで化学の知識がなくても誰でも遊べるようにしました。その結果、友達は原子や分子、化学のことは知りませんが、難しいと思う事なく、普通にゲームとして遊んでいたそうです。米山維斗さんは化学の知識を植えつけたいということではなく、化学に興味を持ってもらうための入り口となるにはということに重きを置いていました。授業でいやいや教わるよりも遊んでいるときにゲームの中で出てきた方が自然と覚えるし、より親近感が沸き、用語や規則なども覚えるのでその方が良いと考えていたからです。

ケミストリー・クエスト株式会社を親子で起業!

米山維斗さんは9歳のときにカードゲーム「ケミストリークエスト」を考案し、それを小学5年生のときに東京国際化学フェスティバルに出展します。小さな子どもや大学教授まで、様々な人から面白いと言ってもらえたのをきっかけに、もっといろんな人に広められたら世の中の役に立つのではないかと感じました。父の知り合いである教材開発会社を運営している方に相談したところ、起業して自分でやってみたらとアドバイスを受けて、米山維斗さんは起業することに決めました。

ただし、15歳未満は印鑑証明が取れないため法人登記ができず、米山維斗さんは代表取締役になれないという問題がありました。その結果どうしたかというと、米山維斗さんの父親が代わりに代表取締役になり、米山維斗さん自身が代表取締役社長になる『親子起業』という形でケミストリー・クエスト株式会社を立ち上げます。

その後、「ケミストリークエスト」は初心者向けのものから中級者向けのものとバリエーションを取りそろえ、スマホアプリもリリースし、1万部売れたらヒットと言われるカードゲーム業界において、シリーズ累計12万6,000部が売れた大ヒット商品となります。

米山維斗の推定年収

12歳で起業した米山維斗さんは一体、いくら稼いでいるのでしょうか?はっきりとした年収が明かされているわけではありませんが、12万6,000部の売り上げがあったことから、年収500万円~600万円ほどあるのではと言われています。しかし、米山維斗さんは大学生になり、近年会社としてはあまり目立った更新がないため、学業に専念しているのかもしれません。

米山維斗に彼女はいる?

米山維斗さんに彼女はいるのでしょうか?

結論から言うと、特に彼女がいるとわかる情報はありませんでした。今は彼女や結婚よりも自身のやりたいことや会社を優先されているのではないでしょうか。

米山維斗は実は勉強嫌い?

米山維斗さんは幼少期からインターナショナルプリスクールに通うなど、人よりも勉強に触れる機会は多かったようですが、本人がインタビューなどで明かしている限りだと、実は勉強嫌いなのだそうです。経歴を見る限りこんなにも頭が良く、数々の大会で華々しい実績を残しているのに勉強が嫌いとは信じがたいです。

米山維斗さんがインターナショナルプリスクールで1番印象に残っているのが、「Show and tell(発表会)」と言っていました。TED×Seeds2012出演時に大人顔負けのスピーチが話題となっていましたが、インターナショナルプリスクールからの学びからかもしれませんね。小さいときからそうやって、何かを紹介することは行っていたようです。
米山維斗さんは興味があることはとことん調べられますが、形式的な学びや学校の勉強などには違和感を抱いていたそうです。そのため、学校の宿題などは一切しなかったといいます。

米山維斗の評判

米山維斗さんの評判はカードゲーム「ケミストリークエスト」の口コミからわかります。

ケミストリークエスト新装版の口コミ

低学年には少し難し過ぎる

化学が自然と覚えられそうでいい

ゲームだけど頭の体操になる

原子や分子のキャラクターがかわいい

小さい子でも見よう見まねでできる

ケミストリークエスト新装版は、ルールがわかりやすいという意見とわかりにくいという意見どちらもあります。ルールが1つではなく、長く遊べるように初級・中級といったようにレベル別のルールがあるようです。初級の遊び方はみんなができるような簡単なルールになっていますが、中級以上は難しいようで大人でもわからない人がいるかもしれないようです。

少し好みが分かれるカードゲームのようですが、好きになれたら遊びながら勉強もでき、一石二鳥のカードゲームです。原子がキャラクター化されていて、親しみが持てやすくなっているのもポイントです。

大人数では遊べないため残念だという声もあります。大人数で遊ぶことができたら、パーティーなどたくさん人が集まるところでわいわいしながら遊べるので、今後大人数で遊べるように改善されたらいいですね。

まとめ

12歳で起業・大ヒットカードゲームを生み出した米山維斗さんをご紹介しました。

インタビューで「ケミストリークエスト」を国際展開したいと言っていたこともあるので、今後の米山維斗さんの活躍や会社の発展が楽しみです。