柳田康友さんは、Cell Exosome Therapeutics株式会社の代表として、再生医療の事業を行っている人物です。
柳田康友さんの経歴としては、起業家として複数の会社を設立して実業家・経営者として活躍するほか、映画のエグゼクティブ・プロデューサーを担当するなど、ビジネス界とエンタメ界の両方での活躍が目立っています。
ただ、メディアへの露出がないためにどのような人なのか不明な部分が多く、本稿では人物像について探っていきたいと思います。
また、プロフィールや経歴、会社の概要、活動実績なども徹底的に調査し、柳田康友さんについて詳しく紹介していきます。
・柳田康友さんのプロフィールと経歴
・Cell Exosome Therapeutics株式会社について
・活動実績
柳田康友のプロフィール
柳田康友さんとは、これまでに起業家として複数の会社を運営し、59歳になった現在は再生医療を手掛けるCell Exosome Therapeutics(CET)株式会社の代表取締役を務める人物です。
起業家として設立した会社は、物流・倉庫業を手がける旭インベストメント株式会社や経営コンサルティング業のライトキャピタル株式会社、アミューズメントマシン関連の事業を展開する株式会社ジャパンアミューズメントエージェンシーとなっています。
また、経済界だけではなく、エンターテイメント界で活躍したこともあり、ファイナルファンタジーシリーズのキャラクターデザインを務めた天野喜孝さんの映画初監督作品『DEVA ZAN』や、松本零士原作のSFアニメ『銀河鉄道物語』のシリーズ作品でエグゼクティブ・プロデューサーを担当しています。
業態が異なるビジネスの世界とエンターテイメントの世界の両方で活躍できるのは、柳田康友さんが卓越したリーダーシップを持ち、組織のトップとして周りを率いていく力が強いからでしょう。
現在は経済界に戻って経営手腕を発揮し、再生医療事業を手掛けるCell Exosome Therapeutics株式会社、Macrobiosis株式会社、ライトキャピタル株式会社の代表取締役を務めています。
プロフィール
- 名前:柳田康友(やなぎた やすとも)
- 生年月日:1964年11月29日
- 出身地:宮崎県
柳田康友の経歴
柳田康友さんの経歴について、年代を追って紹介していきます。
複数の会社役員を務める
1994年~2014年 旭インベストメント株式会社(代表取締役)
物流・倉庫業を手掛ける会社を立ち上げて代表に就任
1999年~2005年 株式会社ジャパンアミューズメントエージェンシー(代表取締役)
アミューズメントマシンの企画・開発、芸能人の肖像を使用した商品の企画・製造などを行う会社を立ち上げて代表に就任
2004年~2010年 株式会社コモンウェルス・エンターテインメント(取締役・顧問・代表取締役会長)
アミューズメント事業を手掛ける会社の取締役に就任
2010年~現任 ライトキャピタル株式会社(代表取締役)
経営コンサルティング業を手掛ける会社を立ち上げて代表に就任
2018年~現任 Macrobiosis株式会社(代表取締役)
2019年~現任 Cell Exosome Therapeutics株式会社(代表取締役)
再生医療を事業とし、新しい治療法を確立するための研究に取り組む会社を立ち上げて代表に就任
エンターテイメント界での経歴
2006年 『銀河鉄道物語 〜永遠への分岐点〜(全26話)』(エグゼクティブ・プロデューサー)
「銀河鉄道物語」シリーズ第2作として制作されたTVアニメ。
銀河鉄道の安全を守る空間鉄道警備隊(SDF)に所属する有紀学が主人公。
2007年 OVAシリーズ『銀河鉄道物語~忘れられた時の惑星~』(エグゼクティブ・プロデューサー)
銀河鉄道が停まらない惑星ヒーライズを舞台にしたOVAシリーズ。
2010年 天野喜孝さんの映画初監督作品『DEVA ZAN』(エグゼクティブ・プロデューサー)
天野喜孝さんが総監督、原作、原案をつとめるプロジェクト『DEVA ZAN』にエグゼクティブ・プロデューサーとして参加。
柳田康友の人物像が評判
評判高い柳田康友さんの人物像について、企業理念や社員からの声を調べました。
企業理念に現れる人物像
現任のCell Exosome Therapeutics株式会社では、再生医療を手掛けています。
Cell Exosome Therapeutics株式会社の企業理念としては、『「健康に、生きたい」という願いを、再生医療を通じて叶えたい。』としていて、難病などケガや病気で苦しむ人に対し、再生医療で新たな治療法を確立して生きる未来を提供するという気持ちが込められています。
「健やかに生きる」という誰もが願うことを、多くの人に提供したいという、柳田康友さんのスケールの大きさを感じます。
社員から見る人物像
Cell Exosome Therapeutics株式会社の社員が語っている柳田康友さんの人物像としては、サプライズでの社員への差し入れ、毎年のクリスマスプレゼントなど、社員思いの顔を見せています。
また、プレゼントは正社員、派遣社員、嘱託職員の分け隔てなく届けられ、公平性を重んじる人柄も分かります。
ほかにも、ミーティングなどでは役員や部長といった上級幹部だけではなく、現場の担当者と直接話すことが多く、現場の声を大事にする姿勢は多くの人から評価されています。
柳田康友のSNS
柳田康友さんはSNSでどのような発信をしているのでしょうか。
Twitter、LinkedIn、Newspicksでアカウントを見つけることができたので紹介します。
柳田康友のTwitter
Twitterでは2023年5月に「柳田康友 @Yanagita_CET」でアカウントをとっています。
プロフィールにはCell Exosome Therapeutics株式会社の代表取締役であること、そして『「健康に、生きたい」という願いを、再生医療を通じて叶えたい』という今現在の想いが綴られています。
ただし、ツイート数は0、フォローしているアカウントもわずかで、Twitterの運用は停止している状態です。
柳田康友のLinkedIn
ビジネス特化型SNSのLinkedIn (リンクトイン)に「柳田康友」でアカウントを開設しています。概要欄はTwitterと同様の現職と理念が記入されていて、職務経歴ではこれまでの役員経歴が記されています。
こちらのアクティビティを見ると、投稿は無く、まだ運用方法を検討中であることがうかがえます。
柳田康友のNewspicks
ソーシャル経済メディアNewspicksには「柳田康友」のアカウントがあります。プロフィール紹介としては、Twitter、Linkedinと同じで現職・理念・経歴が書かれています。
動きがないのも同様ですが、Cell Exosome Therapeutics株式会社のお知らせ記事のリンクが貼られていて、セミナー開催のお知らせ、論文掲載のお知らせが紹介されているため、他のSNSとは異なり、会社の活動を紹介するSNSとして今後、運用される可能性があります。
柳田康友率いるCell Exosome Therapeuticsについて
Cell Exosome Therapeutics株式会社は柳田康友さんが代表取締役となり率いている会社です。
医療事業に取り組む会社として、各種医学会でセミナーを開催したり、国際専門科学誌 「Scientific Reports」などの専門誌に論文が掲載されたり、国立大学法人 大阪大学と共同研究したりと、医学界でその存在感を高めています。
また、複数の医学系の団体にも参加しています。
参加団体
参加団体は以下の通りです。
日本再生医療学会
Cell Exosome Therapeutics株式会社は、日本再生医療学会に法人として参加しています。
日本再生医療学会は「再生医療の⾰新と普遍化により、全人類の幸福と未来に貢献する」という理念があり、Cell Exosome Therapeutics株式会社の『「健康に、生きたい」という願いを、再生医療を通じて叶えたい。』という理念と通じるところがあります。
再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)
本団体は、再生医療産業の基盤整備や再生医療産業の発展を目指す団体です。
再生医療に関する啓発のほか、スタートアップ企業の支援や、薬価制度への提言なども行っています。特に、再生医療等製品の薬価算定方式の導入に関する提言は、厚生労働省の報告書内で一部内容が反映されるなど、産業化への貢献がみられています。
一般社団法人日本フットケア・足病医学会
本学会は2019年に日本フットケア学会と日本下肢救済・足病学会が合併してできた学会です。
日本版足病医学を学会主導で確立し、足病医学に関する研究開発、啓蒙活動、保険診療点数獲得、フットケアとフットウェアの普及活動などを行っています。
Cell Exosome Therapeuticsの事業内容
事業としては再生医療の研究に取り組んでいて、さい帯由来間葉系幹細胞(さい帯由来MSC)を使い細胞製造プロセスの構築、さい帯由来MSCの種細胞の樹立、その他、他家(同種)細胞移植の臨床適用など、新しい治療法を模索しています。
さい帯(へその緒)は赤ちゃんを産んだお母さんから提供されるもので、安全性試験や一般毒性試験などの確認を行い、マウス下肢虚血モデルなどによる有効性試験を実施しています。
現在の研究の成果としては、マウス下肢虚血モデルへMSC静脈投与を行い、投与を行ったモデルには血流回復が見られるという結果を得ています。
エグゼクティブ・プロデューサーとしての活動実績
柳田康友さんがエグゼクティブ・プロデューサーとして活動を始めたのは2006年のことです。
最初に関わったのは松本零士さん原作の「銀河鉄道物語」シリーズ第2作として制作されたTVアニメ『銀河鉄道物語 〜永遠への分岐点〜(全26話)』でした。
エグゼクティブ・プロデューサーとして制作の指揮にあたり、冨永恒雄監督、山田靖智シリーズ構成、加野晃キャラクターデザインといったメンバーを取りまとめました。
そして銀河鉄道物語への参加は続き、2007年にはOVAシリーズ『銀河鉄道物語~忘れられた時の惑星~』でもエグゼクティブ・プロデューサーを務め、大庭秀昭監督などと組んで作品を完成させました。
さらに、2010年には天野喜孝さんの映画初監督作品『DEVA ZAN』にもエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねます。
会社概要
- 商号 Cell Exosome Therapeutics株式会社
- 設⽴年⽉⽇:2019年4⽉8⽇
- 代表取締役:柳田康友
- 資本金:5,000万円
- 所在地:〒150-0011 東京都渋⾕区東2-16-9 7階
- 社員数:32名 ※役員を除く (2023年5月時点)
- 事業内容:再生医療関連事業
- CPF施設番号:FA3210001
まとめ
以上が、再生医療を手掛けるCell Exosome Therapeutics株式会社の代表、柳田康友さんについて調べた結果です。
複数の会社を設立し、役員を務めて成功に導く経営手腕の凄さがはっきりとわかりました。
また、経済界だけではなく、エンターテイメント界でもエグゼクティブ・プロデューサーを務め、人を取りまとめる能力が高く、どの業界でも活躍できるマルチな才能を発揮しています。
現在は再生医療を手掛ける会社の代表取締役として新しい治療法の確立に心血を注いでいて、今後の日本の医療界では、柳田康友さんの活躍が期待されます。