勝友美の年収と壮絶経歴とは?オーダーメイドスーツで成功した女性社長

  • 2022年7月28日
  • 2023年3月31日
  • 社長

勝友美さんとは大阪・六本木・銀座に店舗を構えるオーダーメイドスーツ専門店「Re.muse」のオーナーです。

勝友美さんが手掛けるオーダーメイドスーツは、別名「ヴィクトリースーツ(勝利に導くスーツ)」と呼ばれており、新人社員から経営者まで男女問わず多くの方に愛されるスーツの仕立てをされています。

本記事では、3歳にして大病を患い病弱であった勝友美さんがRe.museを創業するまでの壮絶な経歴や、年収をご紹介します。

彼女がなぜ心折れずに「100年続くブランド」を掲げて人生をかけてまでテイラーメイドスーツにこだわるのか、記事内ではその秘密に迫ります。

勝友美のプロフィール

まずは、勝友美さんのプロフィールと経歴を見ていきます。

プロフィール

  • 氏名:勝友美(かつ ともみ)
  • 生年月日:1985年(昭和60年)3月21日(37歳)
  • 出身:兵庫県宝塚市
  • SNSフォロワー:YouTube37万人、Instagram4.9万人

※2022年5月1時点

略歴

  • 神戸松蔭女子学院大学短期大学部 卒業
  • 2005年 アパレルメーカー入社
  • 2009年 シナモールで「日本館」立ち上げ参加
  • 2010年 テーラー入社
  • 2013年 muse style labオープン
  • 2014年 株式会社muse設立
  • 2017年 ブランド名をRe.museに改名
  • 2018年 ミラノコレクション出展
  • 2019年 ミラノコレクション出展
  • 2020年 YouTube「勝 友美-VICTORY CHANNEL-」本格始動

勝友美さんは、大阪・六本木・銀座に展開しているオーダーメイドスーツ専門店「Re.muse」のオーナー経営者です。

自らも仕立師(フィッター)として現場に立ちながら、お客様に愛されるヴィクトリースーツを作れるテーラーの育成も精力的におこなっています。ただし、2022年2月に六本木店の閉店を公表しているため、今後は大阪と銀座の2店舗展開でブランド強化をはかっていくようです。

勝友美さんの手掛けるスーツは、「ヴィクトリースーツ(勝利に導くスーツ)」と呼ばれています。名前に「勝」が入っているのはもちろんのこと、スーツのコンセプトが「なりたい自分になるためのスーツ」であることが意味合いとして強いようです。

お客さんがなぜRe.museでスーツを作りたいのかテイラーメイドのスーツを着て何を成し遂げようとしているのかなど、細かくヒアリングしてお客さんの秘めた想いを探ります。一般的には、cm単位で仕立てるところを、mm単位で修正をおこなうことでその人に合ったスーツに仕上がるよう極限までこだわり抜くのがRe.muse流です。

一般的にはお客さんの9割が男性のテイラーメイド業界ですが、Re.museでは4割近くのお客さんが女性を占めており、業界でも唯一無二の立ち位置を確立しています。

勝友美の経歴

オーダーメイドスーツの製作過程

ここからは、勝友美さんの経歴について詳しく紹介していきます。

3歳で大病。物事の意味を深く考えすぎて立ち止まった学生時代

勝友美さんは、3歳から大病にかかり、物心ついた頃から食事制限・睡眠制限のある生活をしていたそうです。がむしゃらに好きなように遊べない反面、物事を深く考えるクセがついたそうです。

勝友美さんが5歳頃には制限のあるまま生きていくことに意味を感じられなくなるほど、達観した見方ができるようになっていたといいます。ですが、意味を深く考えることが多くなった勝友美さんにとって、学生生活は苦労の連続でした。今まで遊び倒してきた友人が当然のように就職や進学を決められることに疑問を感じ、短大を留年してしまうほど勉強に身が入らない学生生活を過ごしていました。

学生時代に多くの悩みを抱えていた勝友美さんですが、社会に接することでその才能が開花し始めます。紹介された企業の面接で2時間担当者と話をしたところ、その場で採用を決定してもらうことができました。その会社では、前例のない異例の採用だったそうです。

社会人になって突如として才能を開花させる

幼い頃からファンションが好きだった勝友美さんは、アパレル企業に販売員として就職をします。すると、入社初日からトップセールスを叩き出し、提案する服が飛ぶように売れるようになってしまったそうです。

理由としては、接客が自分に合っていて、楽しんで仕事ができていたからだそうです。給与や条件の良し悪しが気にならず、ほとんど給与明細を確認したことがないという勝友美さん。服が売れすぎて入社1ヶ月で副店長に抜擢されます。

ポストの空きの関係で店長になれなかったものの、3年半の間ずっとトップセールスとして他店の商品も販売してしまうくらい服を売れつづけていたのだそうです。実際の手取りは11万円のみということで、普通なら萎えてしまいそうですが、当時の勝友美さんはテーマパークに遊びに行く子どものようにルンルンで毎日仕事に向かっていたそうです。

大活躍の勝友美さんは、ヘッドハンティングから中国の大手ポータルサイト「シナモール」の日本館の立ち上げに参画します。フリーランスのような形で携わる勝友美さんは、メールを送ることさえ苦労するほど、PC操作もわからない状態から、企業向けセミナー・商品モデル・日本企業との商談などをこなしました。

そんな矢先、父親のガンが発覚し、月の大半を宮崎で看病しながら過ごしますが、その他は東京・大阪を駆け回り、壮絶なスケジュールをこなすバリキャリ女性としてキャリアを積んでいきます。

パワハラにセクハラ…絶望的なブラック企業に就職してしまう

仕事に忙殺されていた勝友美さんですが、お父さんの他界により辞職します。仕事へのモチベーションも失い勤務条件だけで再度就職するも、1日で辞職します。

大好きなファッションに少しでも近い仕事ということで、勝友美さんはスーツの仕立てをおこなうテーラーとして、新たなキャリアをスタートさせました。ですが、粗悪な会社に就職してしまい、思い描いていたキャリアとは真逆のスタートを切ってしまいます。

スーツが売れない時代もあり、オーダースーツといえども既製品と同じ価格で販売されていて、低価格な分回転率を上げなければ利益になりません。その結果、お客さんは自分の目的を達成しにワクワクしながらオーダーメイドのスーツを作りに来ているのに、ヒアリングも十分にできないため満足できるサービスの提供ができません。

また、それ以前に会社の上司が仕事を教えない、パワハラ・セクハラが蔓延、接客からバックヤードに戻ったら社長がAVを観ているような状態で、採用した子が1日でやめていくような職場だったそうです。

労働条件も適当で、広告には給与21万円と記載しているのに、実際働くと16万円スタートで働かされるなど、あらゆる面で劣悪な状況で、毎朝お店の前に来ると吐き気をもよおすほどストレスある中で働いていました。

オーダースーツ専門店をオープン

ただ、そんな中でも、勝友美さんは技術を身につけることだけは怠らなかったそうです。昼間は接客以外、色彩の勉強に時間を充てます。自分の体の至る所を採寸してフィットする服を研究し、数百あるお客さんカルテを分析して統計を出してみるなど、服を作るためのあらゆる知識と技術を身に付けていきました。

最後は、オーナーもいなくなって一人で働く中で、「お前でなくても誰でもできる仕事」と吐き捨てるように上司から言われ、辞職することになります。

そして、会社をやめて2ヶ月後、勝友美さんは自分でmuse style labというブランドのオーダースーツ専門店をオープンさせました。

借金まみれで開業するも半年で予約殺到の人気店に

勝友美さんは、自社ブランドを始めるにあたり、いきなり店舗を開いてのオープンに踏み切ります。資金は、起業の直前に肩を粉砕するほどの事故を受けて得られた保険金380万円です。もちろん店舗を持つには1,000万円近くかかるため、足りない分は自分で工事のお手伝いをするなどしてなんとかオープンにこぎつけます。

オープンするまでにすでに苦労の連続ですが、勝友美さんはオープンしてからも毎晩2時間睡眠で朝から交流会参加、アポイント、営業電話、スーツ製作、交流会参加のルーティンを続けていたそうです。

そこまで頑張れた理由としては、母親の応援がかなり力になったと勝友美さんは話しています。今まで、さんざん「失敗する」、「うまくいかない」、「不幸になる」と言われ続けたけれど、museの立ち上げに関しては応援してくれたそうです。

立ち上げから2、3ヶ月は疲労も溜まるし、借金まみれで、否定的な言葉だけが耳に入るようになっていたそうですが、営業活動で想いを伝え続けた結果、半年以降は回せないくらい予約が殺到するようになったそうです。

スーツのことじゃなくお客さんのことだけを考える、想いを伝え続けるという信念を貫き通した結果、勝友美さんが手がけたスーツはお客さんから勝利に導く「ヴィクトリースーツ」と呼ばれるようになり、クチコミなどでどんどん広がっていきました。

Re.museに改名し再チャレンジ

勝友美さんは大阪の店舗が軌道に乗り始めたところで、東京進出を果たします。六本木にビル一棟借りと大きくでた勝友美さんですが、大阪の売上だけで成り立つビジネスであったために、月初の一週間で大阪にてご自身で売上を立て、残りの3週間を東京で新規開拓、教育、服作り、経営をするという形をとっていたために、体力が続かず頓挫してしまいました。

大阪の立ち上げと同様に再度挫折を味わう勝友美さんですが、大阪時代に知り合った2人の仲間とともに再起をはかります。今までずっと孤独に突き進んできたのではじめは2人の参画を渋っていたようですが、自分の事業を売却して覚悟を持ってきてくれたので、Re.museに改名し再チャレンジでスタートします。

半年ほどは2人も中々上手く仕立てができず苦労をしましたが、根気強く続けた結果業績もV字回復し、日本のオーダースーツ専門店としては初のミラノコレクションのオファーを受けるまでに成長しました。

勝友美の年収

勝友美さんの年収は、5,000万円と推測されます。年収を推測した内訳は以下の通りです。

  • 20万円 x 3名x 20日 x 12ヶ月 x 2店舗 = 総売上2億8,800万円
  • 銀座駅徒歩1分で30坪100㎡築浅だと家賃100万円x12ヶ月=1,200万円
  • 大阪の同物件別階のオフィスは家賃25万円x12ヶ月=300万円
  • 光熱費は東京と大阪で計700万円
  • 人件費1,000万円x10人=1億円
  • 役員報酬5,000万円
  • その他経費1,600万円
  • 会社の残り1億円

また、勝友美さんが運営しているYouTube「勝 友美-VICTORY CHANNEL-」の月間再生回数は2,300万回となっていますので、2300万再生 x 0.3円 x 12ヶ月 = 8,280万円/年間がYouTube収益と予想されます。

撮影経費などを引いても十分残りますし、その他公演費用や物販収益なども含めると、もしかしたら年収1億円社長である可能性も十分にあり得そうです。

勝友美の展開している事業

オーダーメイドスーツ

勝友美さんが展開している事業をご紹介します。

Re.muse

勝友美さんが手掛けるメイン事業は、テイラーメイドスーツの仕立て事業です。Re.museで仕立てられるスーツはヴィクトリースーツとの愛称で親しまれ、袖を通すたびに着た人の気持ちを奮い立たせてくれるスーツ作りを目指しています。

YouTube「勝 友美-VICTORY CHANNEL-」

心が折れそうになっても何度も立ち上がってきた勝友美さん自身の経験から、「夢を持って生きることの素晴らしさ」や「自信と勇気」を与えることを目指して開設されたチャンネルです。

人に向き合うことを最も重視して事業をしてきた勝友美さんだからこそ感じられる魅力がたっぷり詰まっています。

勝友美のSNS

勝友美さんのYouTubeチャンネルとSNS情報です。

YouTube

Instagram

まとめ

着る人の想いを叶え勝利へ導くスーツ「ヴィクトリースーツ」を生み出すオーダースーツ専門店「Re.muse」のオーナー、勝友美さんをご紹介しました。

普通の人なら心くじけそうな挫折を何度も味わいながら復活を遂げてきた勝友美さん。今後の活躍にも注目ですね。