木村周一郎はメゾンカイザー設立者!父弟もパン屋?!結婚/離婚の噂とは

  • 2022年6月9日
  • 2023年3月28日
  • 社長

木村周一郎さんは、「メゾンカイザー(MAISON KAYSER)」の創業者です。

メゾンカイザーは、アメリカやフランス留学し、本場のパン作りを学び創業しました。メゾンカイザーのパンは原料や材料にもこだわった本格的なフランスパンを、比較的安価な値段で食べられると人気を博しています。

パン職人が起業し、ここまでの規模の全国展開をさせている人はなかなかいないと思います。今日はそんなメゾンカイザーを立ち上げた木村周一郎さんのプロフィールや経歴などを詳しく紹介します。

木村周一郎のプロフィール

木村周一郎さんのプロフィールと略歴です。Wikipediaにページはありませんでしたが、カンブリア宮殿などのテレビ番組なども積極的に出ていたためかプロフィールが明かされていました。

プロフィール

  • 氏名:木村 周一郎(きむら しゅういちろう)
  • 生年月日:1969年4月1日
  • 年齢:53歳 (2022年5月現在)
  • 出身:東京都新宿区富久町
  • 最終学歴:慶應義塾大学法学部法律学科卒業
  • 職業:パン職人・ブーランジェリーエリックカイザージャポン代表取締役
  • 趣味:サーフィン、スキー、アウトドア

略歴

  • 1991年:慶應義塾大学法学部を卒業
        千代田生命保険相互会社(現・ジブラルタ生命保険)に就職
  • 1997年:保険会社を退職し。アメリカの国立製パン研究所(AIB)に留学
  • 1999年:フランス・パリに行き、エリック・カイザー氏に弟子入り
  • 2000年:帰国し、ブーランジェリーエリックカイザージャポンを設立
  • 2001年:東京の高輪にメゾンカイザー(MAISON KAYSER)国内1号店を出店
  • 2002年:製パンのコンサルティング業務も始める
  • 2005年:雪印乳業とコラボし、オリジナルバターを開発
         日清製粉と小麦粉を共同開発
  • 2007年:台湾でメゾンカイザーのコンサルティングスタート
         「メゾンカイザー木村周一郎のパン」で本初出版
  • 2008年:北海道洞爺湖サミットで各首脳にメゾンカイザーのパンを提供
  • 2010年:韓国のベーカリーのコンサルティングを開始
         仙台に国内初の子会社を設立
         財団法人日本食文化財団より食生活文化銀賞を受賞
  • 2011年:シンガポールに海外初の子会社を設立
  • 2012年:直邸店舗の年度総売り上げが25億円超え
  • 2013年:高輪本店にダイニングバーを併設
  • 2014年:テレビ番組「世界番付」で外国人が選ぶベーカリー1位にランクイン
        大阪あべのハルカスに出店・年商大幅アップ
  • 2017年:コーヒーショップとして新ブランド「&COFFEE MAISON KAYSER」オープン
  • 2018年:ダイニングの新ブランドとして三軒茶屋にMAISON KAYSER TABLEを出店
  • 2019年:新譜ランドとして日仏融合ベーカリー店をオープン
  • 2020年:テレビ番組「カンブリア宮殿」に出演
  • 2021年:直営店舗が30店舗超え、海外にも店舗があり、従業員も550名以上の大企業に

木村周一郎の経歴

パン屋

ここからは、木村周一郎さんの経歴について詳しく見ていきましょう。

保険会社に就職・退職して留学

木村周一郎さんは、最初からパン職人だったわけではありません。大学は慶應義塾大学法学部に進学し、あまりパンとは関係のない学生時代を過ごしていました。

大学卒業後は、千代田生命保険相互会社に就職して法人営業を担当していました。

お父様もパン職人なのですが、ある日「パン作りに専念するように」といわれて、6年間勤めた保険会社を退職し、パン作りの道へ進みます。

木村周一郎さんは、横浜のパン屋さんでパン職人の心構えやパン作りの基本などを学びます。その後は、パン業界で次世代の勉強している人たちにパンを理論的に学ばせるために立ち上げられたプロジェクトのメンバーとして、アメリカのニューヨークにある国立製パン研究所(AIB)に留学します。

国立製パン研究所には、理系の博士号を持っている人は多く、法学部出身だった木村周一郎さんは他の人についていくために猛勉強をします。国立製パン研究所では、2年間パン作りの基礎理論や発酵、製パンなどを学びました。

エリック・カイザー氏と出会う

木村周一郎さんが2年半ほどアメリカで勉強、修行をしているときに、パンとお菓子の大きな大会が開催されました。そこで、フランスの天才パン職人であるエリック・カイザー氏に出会います。

エリック・カイザー氏はパリのパン業界に衝撃を与えた50年に1度の天才パン職人といわれる方です。エリック・カイザー氏はイースト菌が使われる前の1,800年以前の天然酵母を使った製パン方法をするべきだと考えて、「ルヴァンリキッド」と呼ばれる天然酵母技術を使ったパン作りの方法を考案しました。

エリック・カイザー氏は、1996年にフランス・パリに1号店をオープンさせます。手頃な価格で、味わい深いおいしいパンを提供し、現在は世界20カ国・約150店舗を展開させているフランスを代表するパン屋さんとなっています。

木村周一郎さんはエリック・カイザー氏との出会いを機に、ニューヨークの製パン店で勤務し、その後はフランス・パリに行きエリック・カイザー氏の元に弟子入りして天然酵母のフランスパンの作りを本人から直接学びます。

メゾンカイザーを日本で創業

お父様にいわれて、パン作りの道を歩んでいた木村周一郎さんは、いずれは父の後を継ぐつもりでパン作りの修行に挑んでいました。しかし、エリック・カイザー氏にその実力が認められ、日本でパン屋をやるなら一緒にやらないかと誘われます。悩んだ結果、家業を継がずに自身で創業することを決心します。

木村周一郎さんは2000年に日本へ帰国すると、「ブーランジェリーエリックカイザージャポン」を設立し、2001年に1号店である「メゾンカイザー(MAISON KAYSER)高輪本店」をオープンさせました。

お父様とは関係なく独立したため、後ろ盾などもなく融資が受けられなかったそうです。そこで伯母から借金をして会社を起業し、後にこの時の借金は利子付きで返済したそうです。

メゾンカイザーは、「パンのある幸せな食卓を パンのある幸せな生活をお客様とともに」というコンセプトのもと、安価な価格でおいしいパンを届けています。それがヒットし、2001年の1号店オープンからどんどん新しい店舗をオープンさせ、現在は海外にも進出しています。

メゾンカイザーはパンだけでなく、コーヒーを提供しているカフェ形態の店舗や、メゾンカイザーのパンを楽しめるレストランなども展開しています。

木村周一郎の推定年収

木村周一郎さんはテレビなどに積極的に出演されていますが、年収は明かされていません。2017年2018年は年商40億近くあったそうなのですが、従業員が600名で給料が年400万円だとしたら、合計して24億円になります。年商の半数近くが人件費でなくなり、30店舗お店を経営しているので、賃貸料やパン作りの材料費、新商品開発費、広告費などを引くと、年商は億を超えないのではと予想されています。

木村周一郎さんは子どものときから、お父様から「100円、200円のパンを売っていて高い物を身につけていたら、パンを買っている人はどう思うか」など、従業員目線の金銭感覚を忘れないようにと教わっていたようです。

これらのエピソードから自身はそこまでもらわず、従業員に還元しているのではないかと考えられているようです。それでも普通のサラリーマンの倍の1,000万円くらいの年収はあるのではないでしょうか。

パン教室も開催

木村周一郎さんは不定期でパン作りの教室も開いて、とても人気でした。パン教室をはじめたのは、知り合いのお子さんを預かって一緒にパン作りをしたら、すごく楽しかったからだそうです。パン作りを何回か一緒にしたあとに、他の家族も呼んでパン作りをしようとなって不定期のパン教室を始めました。

パン教室は、GWや夏休みには親子でのパン教室や大人向けにも教室が開かれたこともあるようです。しかし、残念ながら今はあまりやっていないようです。

木村周一郎の父も弟もパン屋さん

たくさん並んだパン

木村周一郎さんのお父様もパン職人です。現在はもうご存命ではないのですが、「木村屋總本店」の6代目・木村周正さんです。コンビニやスーパーなどで木村屋のパンを手にした人も多いと思います。

木村屋總本店は、明治2年創業の老舗のパン屋さんです。木村屋總本店の創業者である木村安兵衛さんが世界初のあんぱんを開発し、これがヒットします。桜の塩漬けが載った桜あんぱんもとても有名ですね。

明治8年4月4日に明治天皇にあんぱんを献上したことから、4月4日は「あんぱんの日」に制定されたそうです。木村周一郎さんは由緒ある老舗のパン屋さんの跡取りだったのですが、後を継がずに自身のパン屋さんを開きます。

現在、木村屋總本店は木村周一郎さんのお父様が亡くなられた後、いとこ兄弟であり木村光伯さんが引き継いだようです。木村光伯さんは木村周一郎さんが日本でメゾンカイザー(MAISON KAYSER)1号店をオープンした翌年に学習院大学を卒業し、木村屋總本店に入社します。その後、アメリカにパン留学をし、2006年に28歳で木村屋總本店の7代目社長に若くしてなります。

木村周一郎さんには弟さんがいます。弟の木村寛さんも木村屋總本店を継がずに、自身でパン屋さんを起業しています。株式会社パットの代表取締役社長で、「パンオトラディショネル」という名のパン屋を札幌の円山に1号店をオープンさせています。

弟の木村寛さんのパン屋さんもおいしいと高い評価を得ています。木村寛さんは木村周一郎さんのお店で働いていたこともあるそうですよ。

木村周一郎は結婚している?麻生太郎がスピーチ?!

周一郎さんは2008年に結婚されています。奥様は一般の方のようで、詳しい情報は見つかりませんでしたが、とても美人な方とのことです。

また、木村周一郎さんは木村屋總本店の跡取りで、家柄がいいので、奥様も家柄がいい方ではないかといわれています。結婚式は盛大に開かれて、主賓の挨拶ではなんとあの元内閣総理大臣の麻生太郎氏がスピーチをしたそうです。2008年5月に結婚式が開かれたのですが、その4ヶ月後に麻生内閣が発足しました。これから内閣総理大臣になる人のスピーチでとても貴重だったのではないでしょうか。そんな大物が主賓で挨拶をするとは、やはり木村屋總本店は老舗で政治家の方とも関係があるのでしょう。

「木村周一郎」で検索をすると離婚という言葉も出てきます。しかし、木村周一郎さんに離婚歴はありません。2008年に結婚したときの木村周一郎さんの年齢は39歳だったため、年齢的に離婚していると勘違いされたのかもしれません。

また、木村周一郎さんにお子さんがいるかどうかですが、はっきり本人から発言があったわけではありません。しかし、以前テレビ番組のカンブリア宮殿に出演したときに、ご自宅の様子が映ったのですが、そこで幼稚園の園児帽と鞄のようなものが映ったことから小さいお子さんがいるのではないかといわれています。

木村周一郎の評判

木村周一郎さんのメゾンカイザー(MAISON KAYSER)の評判をまとめました。

良い口コミ

女性の店員の方の接客が、とても丁寧で気が利いていて好感が持てて良いです。そしてパンが何よりもおいしいです。

やはりメゾンカイザーのパンは美味しいなと思いました

パンの食べ放題ではいろんな種類のパンが楽しめる

悪い口コミ

サービスは大変良かったが、パンが冷たかった

普通に美味しかったです。なかなかお値段いいですね。アイスサンドクロワッサンを一口食べてみて買わなくても良かったと思いました。少し期待しすぎたようです。

引用元:食べログ メゾンカイザー 池袋サンシャイン店

メゾンカイザーはパンがおいしいだけでなく、接客なども徹底されていて高く評価されていました。人気で待ち時間も多く、パンが冷めているなどの口コミも中にはありました。

まとめ

本記事では、木村周一郎さんのプロフィールや経歴などを紹介しました。木村周一郎さんが立ち上げたメゾンカイザー(MAISON KAYSER)は、本格的なフランスパンを安価な価格でこれまでに700種類もののパンを販売してきました。今後も新たなパンがお店に並ぶのが楽しみですね。