新村千里さんは株式会社VIGAの代表取締役兼YouTuberであり、青汁王子こと三崎優太さんに対してSNS上で誹謗中傷を行い、裁判にまで発展した人物です。
新村千里さんと三崎優太さんはTwitter上で攻防戦を繰り返したあとに、一度和解をしました。しかし、三崎優太さんがSNSアカウントの開示請求を行い、誹謗中傷を行っていた複数の匿名アカウントの一部が新村千里さんのものであると判明したため、裁判に発展したのです。
この記事では、新村千里さんの人物像や三崎優太さんとの関係、過激なアンチ行為によって裁判に至るまでの経緯について詳しく紹介します。
新村千里さんと三崎優太さんの関係について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
・新村千里(milねぇ)のプロフィールと経歴
・SNSをにぎわせた新村千里と三崎優太(青汁王子)の騒動について
・新村千里による過激なアンチ行為の末路
・新村千里と三崎優太(青汁王子)の現在
・批判やデマ情報のSNS拡散は危険
新村千里(milねぇ)のプロフィール
新村千里さんは株式会社VIGAの代表取締役です。株式会社VIGAでは、メンズ向け化粧品の「TriViga」やアプリ受託・依頼制作、撮影のサブスク業務の3つの事業を手掛けています。
また、新村千里さんはYouTubeのmilチャンネルで活動していたYouTuberで、SNSアカウントでは「みるねぇ(milねぇ)」の愛称で親しまれていました。
経営者やYouTuber以外にエンジニアとしての一面もあり、新村千里さんは多彩な才能を持っている人物です。
- 名前:新村千里(にいむら ちさと)
- 愛称:みるねぇ(milねぇ)
- YouTube:milチャンネル
- 職業:株式会社VIGA 代表取締役
新村千里の経歴
新村千里さんは、2019年頃までITエンジニアスクール「テックキャンプ(旧テックエキスパート)」に通い、エンジニア技術を学んでいました。そして2021年頃には、エンジニアとして会社に勤めながら、フリーランス活動を行っていました。
それと同時期に、YouTube「milチャンネル」で、エンジニア向けの関連動画や筋トレ動画など様々なジャンルの動画を配信していたことが分かっています。
しかし、現在確認できる最終投稿動画は2021年9月7日の動画で、2024年6月現在もYouTubeでの活動は休止中です。
また、2022年8月から株式会社VIGAの代表取締役を務め、化粧品の販売やアプリ受託・依頼制作、撮影のサブスク業務の3つの事業を展開しています。
新村千里の現在
新村千里さんが2021年2月から始めたYouTube活動は、コミュニティで三崎優太(青汁王子)さんとの和解を報告したのを最後に休止しています。
そして、2022年8月から株式会社VIGAの代表を務める一方、現在は青汁王子として知られる三崎優太さんから誹謗中傷の件で提訴され、裁判中です。
新村千里さんと三崎優太さんの民事裁判は、2023年5月25日にスタートしましたが、現在も判決は下されていません。さらに新村千里さんは、三崎優太さんに刑事告訴され、事件として警察の捜査も続いているそうです。
新村千里と三崎優太(青汁王子)の騒動を解説
新村千里さんはYouTube「milチャンネル」を運営していた人物で、株式会社VIGAの代表取締役を務めています。また、三崎優太(青汁王子)さんは青汁のネット通販で成功し「青汁王子」として知られるようになった人物です。
新村千里さんと三崎優太さんの騒動が始まる以前から、2人は面識があったのでしょうか。また、なぜ新村千里さんが三崎優太さんに誹謗中傷をするようになったのか、2人の関係や騒動の流れを解説します。
両者の確執が深まったきっかけ
新村千里さんと三崎優太さんに直接的な接点はありませんでした。しかし新村千里さんは、三崎優太さんが販売する「すっきりフルーツ青汁」の販売手法を批判していた人物の一人だったのです。
両者の確執が深まったきっかけは、2022年4月9日に行われた、幸福の科学の大川隆法元総裁の長男が経営する「BAR三代目」のイベントです。
新村千里さんとYouTuberの「はりー」さんは、イベントで一日店長を務めました。そこで新村千里さんは、青汁王子を連想させる「フルーツ赤汁」といった悪意あるメニューを考案し、提供しました。
そして、その日は三崎優太さんが特別ゲストとして登場する予定でしたが、新村千里さんに配慮したのか、イベントの終盤に登場したそうです。
この三崎優太さんの登場に、当時誹謗中傷動画を毎日投稿していたみねしましゃちょーも「青汁王子は空気を読まずにイベントに押しかけてきている」とYouTubeで発言しています。
しかし、BAR三代目オーナーの大川宏洋さんが「わざわざ富山県から参加しているはりーさんに会いたいため訪れた」といった内容をTwitterに投稿していました。
ガセネタを信じ込み過激なアンチと化す
新村千里さんが三崎優太さんの過激なアンチとなったのは、みねしましゃちょーによる誹謗中傷やデマ情報の流出がきっかけです。
みねしましゃちょーは、数か月にわたって誹謗中傷動画を150本以上投稿し、三崎優太さんの学生時代に関する虚偽の情報を流布していました。
ガセネタの流出をきっかけに、三崎優太さんは自殺未遂をし、緊急搬送されてしまうほど事態は深刻でしたが、新村千里さんは三崎優太さんのガセネタを信じ込んでおり、自殺未遂も「みねしましゃちょーを悪者にするためのストーリー」と思い込んで、執拗に誹謗中傷を繰り返すようになります。
決めつけや憶測による誹謗中傷を繰り返す
新村千里さんは、YouTube・Twitter・Discordにて三崎優太さんに憶測や決めつけによる誹謗中傷をしていました。
YouTubeでは、三崎優太さんの自殺未遂を「みねしましゃちょーを悪者にするための劇場」と思い込み、誹謗中傷を行っています。また、自殺未遂のニュースを疑ったり、三崎優太さんの話題を投稿すれば無名YouTuberも稼げるといった主張をしたりしていました。
Twitterでは、勝手な思い込みから、自殺未遂事件は「仕組まれたもの」や「台本通りに動いただけ」と書き込んでいます。また、青汁王子を嫌うユーザーが数名いたため、他のアンチと情報を共有しながら誹謗中傷を行っています。
Discordでは、青汁王子の自殺未遂を「自作自演」と発言し、自殺未遂に関する矛盾点を探し、書き込んでいました。
さらに三崎優太さんの容姿や人格まで否定し、名指しはしていない場合でも明らかに三崎優太さんだとわかる内容を投稿していました。
milチャンネルで和解を報告
新村千里さんによる誹謗中傷行為に、三崎優太さんも反撃しています。Twitterでの攻防戦が続き、三崎優太さんは謝罪があれば、今後は新村千里さんに関わらないとのスタンスを示しました。
そして、2022年10月3日に和解が完了し、新村千里さんが自身のYouTubeチャンネル(milチャンネル)で和解完了の報告をしています。
新村千里さんは和解の際に、三崎優太さんのアンチコメントを投稿していたSNSアカウントの開示請求取り下げを要求しました。新村千里さんがほかのアンチ投稿していたユーザーを庇うほか、誹謗中傷をしていた一部のアカウントが、新村千里さんのものであると三崎優太さんにバレるのを恐れたのです。
そのため、アンチユーザーの擁護と自己保身を理由に開示請求の取り下げを要求したと考えられます。
しかし、三崎優太さんは和解条件を承諾せず、アンチコメントを投稿していた全員分のSNSアカウントの開示請求を実行しました。
本アカ以外でも三崎優太(青汁王子)を攻撃?
新村千里さんが本アカウントだけでなく、複数の裏アカウントを使用し、三崎優太(青汁王子)さんに誹謗中傷をしていた事実が、開示請求をした結果から明らかになったのです。
また、過去ログから過激な誹謗中傷が確認され、さらに複数アカウントを使って自作自演行為をしていた事実も判明しました。
新村千里さんは裏アカウントを通じて、どのような誹謗中傷を三崎優太さんに行っていたのかについて紹介します。
開示請求によって明らかとなった裏アカ
新村千里さんは、Twitterにて複数の匿名アカウントを用いて過激な誹謗中傷を投稿しており、なかでも「裏ライカ」「MOALEMON」のTwitterアカウントから投稿を行っていたことが開示請求によって判明しました。
そして、新村千里さんも「裏ライカ」「MOALEMON」が自分のアカウントであると認めています。
ただし、裏ライカでのツイートは自分の投稿であると認めているものの、MOALEMONでの誹謗中傷ツイートのうち、自分が投稿したものではないツイートがあると裁判で主張しています。
裏アカでの卑劣な誹謗中傷内容
新村千里さんは、Twitterにて「裏ライカ」「MOALEMON」のアカウントで誹謗中傷をしていたのです。
「裏ライカ」では、「三崎ってのは根本がイジメ大好きなクソ野郎だよ」「三崎を追えば必ず反社勢力を知ることになる」などと名指しの誹謗中傷ツイートが確認できました。また、4〜5日の間に約300ツイートもの発信をしていた情報もあります。
「MOALEMON」は長期間使用されており、三崎優太さんが「集団強姦事件を起こした」「反社会勢力とつながっている」などの事実無根の悪質な内容のツイートが数多く投稿されていました。
複数の裏アカウントを駆使しながら三崎優太さんの誹謗中傷を繰り返し、多くのユーザーが三崎優太さんに対してアンチを行っているように思わせたかったと推察されます。
なお三崎優太さんの反社交際については、以下の記事で詳しく解説しています。
複数アカウントによる自作自演も明るみに出る
新村千里さんは裏アカウントとメインアカウントを使い分け、それぞれのアカウントが別人であるかのようにふるまい、自作自演行為を行っていました。匿名アカウントの誹謗中傷をメインアカウントで引用リツイートし、三崎優太さんのデマや誹謗中傷をTwitterで拡散していたのです。
また、自身のメインアカウント「ミジンコゴリラみるなんです」にて、「MOALEMON」からDMでAmazonギフト券10万円分をもらった、自宅に自転車を送ってもらったなどの報告をしています。
しかし、どちらのアカウントも新村千里さん自身が作成・管理しているものであり、報告内容も自作自演であったことが明らかになりました。
新村千里と三崎優太(青汁王子)の戦いの場はSNSから法廷へ
2023年5月25日に三崎優太(青汁王子)さんは、Twitter上で新村千里さんの「裏ライカ」「MOALEMON」から誹謗中傷を受けたとして提訴しました。
訴えられた新村千里さんは「2022年10月3日に2人は双方代理人によって和解済みである」と主張しました。2人が和解をしたのは事実であり、さらに和解の際に守秘義務を結んでいたため、裁判所に証拠を提出するために守秘義務の解除を要求しています。
和解合意の際の守秘義務が解除されない限りは、法定で和解条件に関する開示ができません。そのため、いまだに判決は下されず、現在も2人の裁判は続いています。
また、新村千里さんに対して三崎優太さんは刑事告訴をし、事件として警察の捜査も行われているとの情報もありました。
憶測での批判やデマ情報のSNS拡散に注意
SNSの普及により、情報が瞬時に拡散される現代社会では、憶測にもとづく批判やデマ情報の拡散が大きな問題となっています。
新村千里さんのように、匿名のアカウントで批判していたにもかかわらず情報開示請求によって身元を特定された例は多数あります。
また、災害時や非常時の際に良かれと思って拡散した情報がデマだった場合、拡散したことで迅速・円滑な救助の妨げになり、本当に救助が必要な方が助からないという最悪の事態にもなりかねません。
確かな情報は誤解を招くだけでなく、関係者に対する無用な非難や社会的混乱を引き起こしてしまう可能性があります。ここからは、批判やデマ情報が流れてきた場合の対処法について解説します。
バズっている投稿が真実とは限らない?
バズっている投稿が必ずしも真実であるとは限りません。バズっている投稿は多くの人々が共有しコメントしているため、信憑性が高いように見えます。しかし、実際には誤情報の可能性もあると考え、情報の真偽を確認せずに拡散するのは避けましょう。
情報の真偽を確かめるには、元の情報を発信している情報ソースを探してください。発信元が個人、行政機関や企業、報道機関なのかによって情報の信憑性が変化します。また、公式ウェブサイトや公式アカウントを閲覧し、実際に公式から発表された情報かどうかを調べると、真偽を確認できます。
そして発信した情報がデマだった場合、気が付いた時点で誤りを公表し、投稿した情報を削除してください。また、自分を起点として情報がさらに拡散している場合は、わかる範囲で拡散したユーザーにも誤情報であった旨を個別に伝えましょう。
まとめ
本記事では、新村千里さんの経歴や三崎優太さんとの対立、裁判に発展した理由について解説しました。
新村千里さんは複数の匿名アカウントで三崎優太さんに誹謗中傷をしていましたが、開示請求により身元が特定されました。
匿名であっても悪質な投稿をしたり、デマ情報を拡散したりした場合には、開示請求により身元が判明し、相手から訴えられる可能性があります。またSNSの投稿内容によっては、自分自身が被害者になる可能性もあります。
誹謗中傷をしない、見かけても再投稿・拡散しないようにし、真偽不明の情報は正しい情報なのか確かめましょう。誹謗中傷やデマなど批判・誤情報に振り回されないためにも、投稿・拡散する際には慎重に情報の真偽を確かめたうえでSNSを使いましょう。