HIKAKIN(ヒカキン)を知らない人はいないのではないでしょうか。それだけ広く知られている影響力の高いYouTuberで、現在YouTubeのチャンネル登録者数は1060万人です。YouTubeをメインのプラットフォームとしているマルチクリエイターの中ではヒカキンさんがチャンネル登録者数日本一です。ちなみに純粋な登録者数は日本国内3位で、ゲームチャンネルや他のチャンネルとの累計登録者数は1800万人以上、YouTuber事務所UUUMのファウンダー兼最高顧問でもあります。今回はそんな驚異の登録者数を誇るヒカキンさんの秘密に迫りたいと思います。
ヒカキン(HIKAKIN)とはどんな人?
ヒカキンさんのプロフィールです。有名YouTuberで会社の最高顧問ですから、たくさん情報が公開されていて、出身校なども明かされていました。
プロフィール
- 本名:開發光(かいはつひかる)
- 生年月日:1989年4月21日
- 出身地:新潟県 妙高市
- 血液型:O型
- 身長:175cm
- 兄弟:YouTuberのSEIKIN(セイキン)
- 最終学歴:高校
- 事務所:UUUM
- 職業:YouTuber・UUUMのファウンダー&最高顧問・ヒューマンビートボクサー
ヒカキンさんの実の兄はYouTuberのSEIKIN(セイキン)さんで、現在の職業はYouTuberとUUUMのファンダー&最高顧問・ビートボクサーです。YouTuberのイメージが強すぎて他のイメージはありませんが、メインはビートボクサーです。ビートボックスがしたくてYouTubeを始めています。
兄弟で曲も出しており、Mステなどにも出演しています。
略歴
- 1998年(9歳)スキージャンプを始める
- 2006年(16歳)YouTubeチャンネル『HIKAKIN』開設
スキージャンプ全国大会8位 - 2008年(18歳)新潟県立新井高等学校・総合学科卒業
都内のスーパーマーケット入社 - 2010年(20歳)スーパーマリオブラザーズのビードボックス動画をアップし、日本国内月間アクセスランキングで1位を記録/アメリカのCBS Newsにトップニュースとして取り上げられる
- 同年 YouTube世界ベストパートナー500人に選ばれる
「WOWスタープロジェクト2010」で優勝し、ラスベガスに招待される
ハモネプの全国大会 準優勝 - 2012年(22歳)都内のスーパーマーケット退社し、YouTube一本に
初アルバム『えちゃんねる SOUND CHANNEL』を坂本英城 と出す
ハモネプ全国大会 優勝 - 2013年(23酸)エアロスミス、NE-YO、アリアナ・グランデと共演
初の書籍「僕の仕事はYouTube」を出版
UUUMの最高顧問に就任する
初テレビCMに出演 - 2014年(24歳)YouTubeチャンネル登録者100万人を突破
- 2015年(25歳)『YouTubeテーマソング』でSEIKINとシングルデビュー
- 2016年(26歳) 『呪怨 −ザ・ファイナル−』で映画初出演
デジモンユニバースアプリモンスターズで声優デビュー - 2017年(27歳)YouTubeチャンネル登録者500万人を突破
ミュージックステーションスーパーライブ初出演 - 2019年(30歳)『ドクターX〜外科医・大門未知子〜 第5話』でドラマ初出演
- 2020年(31歳)1億円を寄付し、コロナ医療支援募金を立ち上げる
- 2021年(32歳)東京都知事小池百合子氏とオンラインで対談
Vtuberとしてデビュー
YouTube『HikakinTV』登録者数1,000万人を突破
ヒカキン(HIKAKIN)の本名
ヒカキンさんの本名は開發光さんです。動画で本人も明言しています。
UUUMの最高顧問で、役員の名前が公開されていることから間違いないだろうと言われています。とても珍しい名字なので本名か疑う人が多いですが、本名です。全国に70名しかない名前で、富山県に集まっている名字だそうです。
ヒカキン(HIKAKIN)の経歴
ヒカキンさんの詳しい経歴について紹介します。
学生時代はスキージャンパーの選手だった
ヒカキンさんの小学生時代の夢は「スキージャンプでオリンピックに出場すること」でした。小学生からスキージャンプを始め、高校生まで続けていました。スキーでオリンピックに出たいと思うのは雪国で生まれたからならではかもしれませんね。同時期にビートボックスにも興味を持ちますが、学生時代はスキーに力を入れます。
スキー環境が整っている中学校に通い、全国中学校スキー大会には毎年出場し、なんと全国大会で8位に輝きます。運動神経も抜群で、中学1年生からバク転ができたそうです。
また、中学生のときは2018年平昌オリンピック銅メダリストの高梨沙羅選手と一緒に合宿し、練習していたこともあったそうです。2人の意外な関係として、テレビで明かされていました。ヒカキンさんがスキージャンプを辞めたあたりで高梨選手がすごく有名になったそうです。
その後、高校に進学しスキーを続けますが、ジャンプはやりきったと感じてビートボックスに移行してきます。
スーパーの店員時代&動画のヒット
高校卒業後はビートボックスのために上京し、スーパーマッケットで働きながらビートボックスの活動に力を入れます。当時は勤め先のスーパーの寮に住み、手取りは12万円くらいだったそうです。スーパーで働きながら、安いマイクを使って動画を撮影を始め。月に1、2本ずつ動画を上げていました。
上京してから2年くらいは何も大きな出来事が起こりませんでしたが、少しずつ再生数が増えていき、当時一番再生されていた動画は20万再生を超えました。しかし、日本ではまだYouTube自体の知名度が低く、8割が海外からの視聴だったようです。
2010年にスーパーマリオの歌のビートボックスをYouTubeにアップし、日本・海外問わず沢山の人に視聴されることになります。この動画は日本国内月間アクセスランキング1位を獲得し、日本国内でも見られるきっかけの動画になります。
この動画はCBS Newsのトップニュースとして取り上げられ、海外でも一躍有名になります。そして、2010年度のYouTube世界ベストパートーナートップ500人に選ばれます。その後、感動を与えてくれる新しい才能の発掘を目的としたWOWスタープロジェクト2010に出場し、見事優勝します。この動画と優勝が話題になり、テレビへの出演も増えはじめました。
世界的トップYouTuberと出会い、YouTube1本に
2011年に世界的トップYouTuberのミシェル・ファンさんと出会い、ヒカキンさんの考え方が大きく変わります。ミシェル・ファンさんが「好きな時間に動画を撮影して、好きな時間にその動画をアップするだけで仕事になっているの。こんな良い仕事はないわよ」と話し、その言葉に感銘を受けて僕もそうなりたいと思ったそうです。
当時はYouTubeだけで生活するという考え方さえなかったそうですが、これを機に本格的に活動していくことになります。
その後ヒカキンさんは、YouTube Next Up2011というコンテストが開催されることを知り、チャンスだと思い挑戦します。賞金が200万だったため、優勝すれば会社を辞めてYouTubeに専念できると考え参加しました。当時チャンネル登録者は日本1位だったため、自身も自信満々で周りも受かると思っていましたが落選します。
挫折を味わったヒカキンさんはYouTuberへのアドバイザーとして働いている佐藤友浩さんに相談を求め、アドバイスを受けます。また、自身でも国内外問わずトップYouTuberの動画を見て研究します。その甲斐もあって、3ヶ月後にはYouTubeからの収益が会社員の給料を超えていたそうです。
2012年にはスーパーの仕事を退職してYouTubeの道に進むことになり、その後も順調にYouTubeの活動を続けます。エアロスミスやNE-YO、アリアナ・グランデと世界の名だたるアーティストと共演し、さらに知名度を高めていきます。
登録者1,000万人突破
ヒカキンさんはCDを出したり、映画やドラマに出たり、声優デビューなど、精力的にテレビの活動も行っています。2021年夏、登録者数1,000万人を目指すためにYouTubeに本気で取り組み、特別なゲストとコラボするなどの企画を行います。そして、2021年9月にYouTube Live開催中に1,000万人突破し、日本人で3番目の1,000万人達成者となりました。
ヒカキン(HIKAKIN)のチャンネルの種類と概要
ヒカキンさんのチャンネルは1つではありません。ここでは、チャンネルを紹介します。
HIKAKIN
16歳の時に最初に開設したチャンネルです。最初はYouTubeを見るためだけに開設しましたが、自身でもヒューマンビートボックスの動画をアップするようになります。YouTuberとしてはメインのチャンネルではありませんが、ビートボックスがしたくてYouTubeを始めたため、このチャンネルが本当の意味でのメインチャンネルといえます。
HikaruKaihatsu
2011年5月にヒカキンさんが開設したセカンドチャンネルです。このチャンネルはヒカキンさん自身が開設したチャンネル中で1番登録者が少ないチャンネルです。最後の投稿が10年前ですが、昔のヒカキンさんが見られる貴重なチャンネルの1つとなっています。
HikakinTV
2011年7月に開設されたYouTuberとしてメインのチャンネルです。多くの人が知っているのがこのチャンネルでしょう。
このチャンネルは一番登録者が多く1,000万人を超えています。昔は今みたいな商品紹介、やってみた系やドッキリ、芸能人や他のYoutuberとのコラボ動画を上げるのではく、ビデオブログみたいな動画を上げていました。
HikakinGames
チャンネル名にGameがあるように、このチャンネルは、Minecraft・フォートナイト・青鬼などのゲームを実況している動画を不定期でアップしているチャンネルです。不定期ですがかなり投稿頻度は高く、チャンネル登録者は553万人、64億回の再生回数を記録しています。
HikakinBlog
自身のプライベートな動画などをアップしています。セカンドチャンネル的な感じで、チャンネル登録者は60万人を突破しています。
飼い猫の「まるお」「もふこ」がかわいすぎる
ヒカキンさんは猫2匹と暮らしています。
猫の名前は「まるお」と「もふこ」で、2018年から飼い始めていて動画にも登場しています。この2匹は兄妹で、種類はスコティッシュフォールドです。スコティッシュフォールドは、耳が折れていて顔が丸いのが特徴で、人気の猫種です。ちなみに毛の長い方が、もふこです。
ヒカキン(HIKAKIN)の募金活動まとめ
ヒカキンさんが有名なのはYouTubeの登録者がただ多いだけではありません。慈善活動やコロナや地震直後の注意喚起など、人の良さも伺えます。ここでは今まで行ったヒカキンさんの慈善活動についてまとめます。
東日本大震災時
2011年に起きた東日本大震災時にはチャリティー握手会イベントを開き、集まった200万円を公益財団法人東日本大震災復興支援財団に寄付しました。
九州北部豪雨時
2017年に起きた九州北部豪雨のときには赤い羽根共同募金に100万円を募金し、動画でも視聴者に募金の呼びかけを行いました。また、募金呼びかけ動画を公開する前日にプレゼント企画の動画をアップし、視聴者の興味を上手く引きつけた状態で募金の呼びかけを行いました。
FIFAワールドカップ時
2018年にFIFAワールドカップが開催されたときは、試合後に渋谷でごみ拾いを行い、動画内で「マナーを守って応援しましょう」と視聴者に呼びかけました。
西日本豪雨時
2018年7月に起きた西日本豪雨のときも気軽にクレジットカードで募金できると動画で視聴者に呼びかけ、実際に動画で募金の方法を詳しく説明します。そして、ヒカキンさん自身もクレジットカードの上限の100万円を募金します。
コロナ医療支援募金
コロナで危険な中、何の保障もなく働いている医療従事者に何かできないかと考え、2020年Yahoo!JAPAN基金と共同で「コロナ医療支援基金」を立ち上げます。なんとこの時に、1億円を寄付します。HIKAKINさんに賛同し、前澤友作さんやサッカー選手の長友佑都さんなどたくさんの著名人も募金活動に参加しました。最終的に21万6295人が寄付し、3億7061万274円が集まりました。
1,000万人突破時のスパチャをすべて寄付
チャンネル登録者数1,000万人を目指すにあたり、1,000万円かかる大きな企画動画を撮るつもりでしたが、それをやめて新型コロナウイルスの支援として医療機関に寄付しています。チャンネル登録者1,000万人突破時は生配信をしていましたが、そこでのスーパーチャットはすべて医療機関に寄付しています。また、2021年9月17日の動画で、今後はチャンネル登録者が1人増えるごとに10円募金すると発表しました。
ヒカキン(HIKAKIN)は韓国人の噂は本当?
ヒカキンさんには韓国人?という噂があります。これは、ヒカキンさんの本名が開發(かいはつ)と珍しく、日本ではなく、どこか違う国の名前なのではと考えられたからのようです。しかし、ヒカキンさんは韓国人ではありません。本人も日本人だと言っており、この開發という名字も珍しいだけで日本の名字だとされています。
ヒカキン(HIKAKIN)の評判
SNSのヒカキンさんへのコメントから評判をまとめました。
このHIKAKIN面白い
めっちゃ大好き
HIKAKINさんの動画は安心して見られる
誰が見てもおもしろい
好感度に全振りした聖人
キングオブキング。YouTuber代表
災害などの度に多額の寄付をしているのが素晴らしい
否定的なコメントはほとんどありませんでした。むしろ良いところばかりで、10年後とかに悪いことしていてほしいなどのような少し変わった意見もありました。ヒカキンさんは10年のキャリアがありますが、他のYouTuberと違ってスキャンダルでの炎上はありません。
インスタントラーメンの作り方を間違えて美味しくないと発言してしまったことなど些細な炎上しかなく好感度がとても高いです。動画やビートボックスだけでなく、ヒカキンさんの好感度や人間性を評価している人も多いです。
まとめ
日本YouTubeの王者ヒカキンさん。動画が面白いことやビートボックスが上手いだけでなく、彼の人柄がここまでたくさんの人も魅了しているのかもしれません。今後も、どういう風に活動していくのかとても気になります。