溝口勇児さんは、1,100万ダウンロードを突破したFiNCというダイエット&ヘルスケアアプリを運営する株式会社FiNCを創業した人物です。
今回はそんなFiNC の生みの親である溝口勇児さんをご紹介します。現在は、新しい会社を設立し、FiNCの代表取締役社長CEOを退任していますが、現在の溝口勇児さんは一体何をされているのでしょうか。FiNCを辞めたその後や、経歴、年収、評判に迫ります。
溝口勇児とは
溝口勇児は国内No.1ダイエット&ヘルスケアアプリを運営する株式会社FiNC(現 株式会社FiNC Technologies)を創業した人物です。現在は代表取締役社長CEOを退任していて、エンジェル投資家や起業家として活動しています。
最近ではYoutuberのてんちむさんとの交際が報道され、その相手として話題となっています。
プロフィール
- 本名:溝口勇児(みぞぐちゆうじ)
- 出身:東京都
- 生年月日:1984年11月23日
- 最終学歴:高校卒業
- 職業:起業家・投資家
- 所属:WEIN GROUP代表取締役社長CEO
株式会社BACKSTAGE代表取締役CEO
略歴
- 2012年:株式会社FiNCを設立
- 2014年:FiNCダイエット家庭教師をプレリリース
雑誌、新聞などさまざまなメディアに取り上げられるようになる - 2015年:Forbes JAPAN1月号でフォーブス厳選20社としてFiNCが選ばれる
- 2017年:新アプリ「FiNC」をリリース
北島康介氏らとともにHealth for Tomorrowを立ち上げ
FiNCのアプリがApp Storeセールスランキング1位を獲得 - 2019年:AppStore&Googleplay ヘルスケア部門ダウンロード数国内No.1
株式会社FiNC technologies(旧 株式会社FiNC)の代表取締役社長を退任 - 2020年:株式会社FiNC technologiesの取締役を退任
株式会社WEINの創業を発表
クラウドファンディング「#マスクを医療従事者に」を立ち上げ - 2021年:WEIN税理士法人を設立
- 2022年:株式会社BACKSTAGEを共同で設立・代表取締役CEO就任
溝口勇児さんは、北島康介・香川真司さんらとともにHealth for Tomorrowを立ち上げます。Health for Tomorrowは飢えや栄養失調で苦しんでいる開発途上国に継続的な支援をしようという団体で、寄付によって医療や食料の支援を行っています。
2020年に新型コロナウイルスが流行した際に、溝口勇児さんはクラウドファンディング「#マスクを医療従事者に」を立ち上げます。国内クラウドファンディング史上最速最短1日で15,000人もの支援者から合計1億5,000万円もの資金を調達し、医療機関に約200万枚ものマスクを配布し当時は大きな話題となりました。
溝口勇児の経歴
ここからは、溝口勇児さんの幼少期からFiNC設立、そして現在までの経歴を紹介します。
幼少期~高校卒業まで
溝口勇児さんは貧しい家庭に生まれ、母親は自己破産していて、父親は中学生のときに1度だけ会うことがありましたが、それ以来会わずに死別したそうです。
溝口勇児さんは寄付や支援をよくしていますが、ご自身の経験から根本にあるのかもしれません。
高校時代の溝口勇児さんは体育の先生を目指していました。しかし、進学する余裕がなく、先生の道を諦めます。当時まだ18歳の子どもには辛い選択だったのではないでしょうか。
その後、溝口勇児さんは大手運送会社への就職が決まっていましたが、体育の先生になりたいという夢もあり運送会社への就職は辞め、高校卒業後は業界の中堅的存在のスポーツクラブに入社します。
ジムでの経験
ジムで働いていたある日、溝口勇児さんは赤字が続いているスポーツクラブの支配人を任されます。23歳、働き始めて5年目のことでした。必死に働き、再建を試みたものの、結局閉鎖することになってしまい、多くの従業員を解雇しなければならず、お客様にも頭を下げ、ジムがなくなることを告げなければなりませんでした。
若いときに支配人を任せられるのはすごいですが、上に立つが故の苦労もされています。この経験から自身の無力さを感じ、これを機に能力や影響力を得たいと思うようになります。
株式会社FiNCを設立
溝口勇児さんは、能力や影響力を得るためには起業しかないと考えます。自身が生まれてからちょうど10,000日目となる記念日の2012年4月11日に会社を作ろうと決意します。悔しい思いをしたあの出来事から3年後のことです。
経営者になると決めて働いた3年は、過ごし方や意識がだいぶ変わったようです。経営者に必要なリーダーシップ、マネジメント、ファイナンス、税務会計など身につけなければならないことが沢山ありましたが、将来起業したら全て自分でやらなければならないと考え、多くのことにアンテナを張るようにしていたそうです。その結果、働いていた従業員100人ほどの会社のナンバー2として経営者に近いところで仕事をするようになります。
会社でナンバー2まで上り詰めた溝口勇児さんでしたが、起業したいという思いから退職し、株式会社FiNCを設立します。そして会社を設立し2年後にはサービスをリリースします。リリース直後から話題になり、さまざまなメディアに取り上げられ、数多くの賞を受賞します。
株式会社WEIN創業
株式会社FiNCを立ち上げて8年が経ち、あらゆる年齢や性別の方がアプリを利用してくれるようになると、溝口勇児さんは創業期から一緒に歩んできた現代表の方にCEOの座を譲ることにします。自身は次のステップを目指し、ウェルビーイングな世界の実現に向けて挑戦する仲間や挑戦を支援してくれる人と新しい改革を行おうと決めます。
日本は諸外国に比べて、スタートアップの企業が圧倒的に少ないと言われています。現状に満足し、起業や挑戦する人が少ないためです。熱意や、やる気がある若者がいたとしても、それを支援して応援してくれる環境もなければ、周りから「それは無理だよ」なんてせっかくの挑戦を否定するような言葉を掛けられ、諦めてしまう人もいます。
そんな人を応援できる環境を作るために、溝口勇児さんは2020年にベンチャー支援・ファンド運営グループである株式会社WEINをサッカー選手の本田圭祐さんらと一緒に作ります。国内ナンバー1の挑戦者支援プラットフォームを目指し、現在も活動しています。
また、2022年にはタレントやインフルエンサーを舞台裏でサポートする株式会社BACKSTAGEも新たに共同で作りました。
溝口勇児の推定年収
溝口勇児さんの年収はいくらでしょうか。株式会社FiNCのときは2,000~3,000万円ほどあったのではと言われていました。はっきりした年収はわかっていませんが、株式会社WEINを設立してまだ2年ですので、株式会社FiNCのときよりもさらに稼いでいないのではないでしょうか。
溝口勇児が生み出したアプリFiNCとは?
株式会社FiNC(現 株式会社FiNC Technologies)はヘルスケアに特化したベンチャー企業で、予防ヘルスケアをAIテクノロジーによって行うという、まだ誰も世界的に大きな成功を収めていない分野の領域です。
株式会社FiNCが開発・運営しているのがアプリ「FiNC」です。FiNCではAIテクノロジーを用いているため、AIが話しかけてくれて、健康やダイエットを管理をします。カロリー計算などの食事管理や運動記録・体重記録もでき、万歩計の機能もついているので、このアプリ1つで健康管理ができます。
AppStore・Google playともにヘルスケア部門のアプリダウンロード数で国内ナンバー1となっており、ダウンロード数は1,100万を超え、ヘルスケアアプリでは国内1位の人気を誇ります。
溝口勇児・FiNCの受賞歴
- 2014年:日経ビジネス「若手社長が選ぶベスト社長」に選出される
IVS 2014 Spring Launch Padで5位に入賞
第10回Samurai Venture Summitにて優勝
ビジネスチャンス2月号で「2015年注目の100人」に選ばれる - 2015年:スタートアップ列伝-日本の明日を拓く30 人に選出される
Job Creation 2015で7位受賞 - 2016年:日経コンピュータ「ITで産業を変える50社」の健康部門でグランプリを受賞
FiNCが、JAPAN WOMEN AWARD2016にノミネートされる - 2017年:日本の人事部「HRアワード2017」にて「FiNC for Business」がノミネートする
- 2018年:Google play ベストオブ2018自己改善部門 大賞受賞
WIRED INNOVATION AWARD 2018 イノヴェイター20人選出される
IVS 2014 Spring Launch PadのIVSはインフィニティ・ベンチャーズ・サミットの略で、次世代の起業家の新サービスの発表の場です。そこで溝口勇児さんがプレゼン発表を行い、見事5位に入賞されています。
Samurai Venture Summitは100社を超えるスタートアップ・インキュベーター・ベンチャーキャピタリスト・メディア・大物海外ゲストが一度に集まる日本最大級のカンファレンスです。起業のブースだけでなく、トークセッションなど様々なコンテンツがあります。企業単体ではなくコラボも行うなど相乗効果を生み出すイベントです。毎回1,000人をも超える参加者がいるイベントで、溝口勇児さんはその10回目のSamurai Venture Summitで優勝します。
JAPAN WOMEN AWARD2016はフォーブスジャパンが主催する「今、最も女性が輝ける企業」と「最も輝いている女性」を選ぶ日本最大規模の女性のアワードで、株式会社FiNCもノミネートされています。
2015年に7位を受賞したJob Creationは、新日本有限責任監査法人が出している過去2年間で国内の雇用創出に貢献した新興企業を表彰するものです。従業員の増加数と増加割合から、ポイント数を算出して、上位50社がランキングされています。
日本の人事部「HRアワード」は人事、人材開発、労務管理などの分野におけるイノベーターを表彰するアワードです。人事や人材開発に関わる全ての企業や個人のレベルアップなど、フィールド全体の活性化の実現を目的としています。2017年の「HRアワード」にて「FiNC for Business」がノミネートされます。
WIRED INNOVATION AWARD は世界で活動する「WIRED」が、独創的なアイディアを持ち新たな革新に挑み続けている人にスポットライトを当て、表彰することによりその存在を世に広めようというプロジェクトです。それぞれの国でWIREDが展開し、各国のイノベーターを世界に発信するグローバルな賞で、溝口勇児さんはイノベーターとして20人の中の1人として選出されます。
溝口勇児は結婚している?
溝口勇児さんは結婚しているのでしょうか。2019年のご本人のツイートからは結婚していないことがわかります。その後、特に結婚の報告はしていません。最近、女性Youtuberのてんちむさんとの交際が報道され話題となっています。今後、結婚の報告もあるかもしれませんね。
(追記:てんちむさんが溝口さんと破局したことを2023年2月11日に発表しました。破局動画をYoutubeにて公開していたます。)
溝口勇児がパワハラをしていた噂
株式会社WEINは本田圭祐さんらと一緒に作りましたが、今は関与されていないとの話もあります。というのも、溝口勇児さん本人は否定していますが、パワハラを行っていたなどの疑惑があがり、これ以上は関与しないと株式会社WEINからは手を引いたとの事です。株式会社WEINのホームページでは代表として溝口勇児さんの名前を確認することが出来ますので、はっきりとした真相は不明です。
FiNCの評判
FiNCのアプリのユーザーからの評判を調査してみました。
いろいろな記録を1つのアプリで管理できるので便利
頑張って続けたら痩せられそう
ダイエットに関してやってみたくなるような動画もたくさん
AIがたまにクイズを出してくれるのも楽しい
不具合がよくある。優秀なエンジニアを雇ってほしい
アプリ1つでさまざまな記録ができ利便性が高い分、不具合などがあるとマイナスなイメージが大きくついてしまうようです。ただ、使い続けたいから改善して欲しいとのコメントも見られるので、ファンも多いようです。
溝口勇児のSNS
溝口勇児さんのSNSを調査したところ、以下のアカウントが見つかりました。
まとめ
人気アプリFiNCを生み出した溝口勇児さんについてご紹介しました。現在は株式会社FiNCを離れていますが、また新たな会社を作り、よりよい社会を実現するために活動されています。