Mirrativ(ミラティブ)というアプリをご存知ですか?今回紹介する赤川隼一さんは、今や1,000万人以上の方に利用されているゲーム実況を配信できる大人気アプリ「Mirrativ(ミラティブ)」を生み出した方です。
Mirrativは、リリース開始当時はDeNAから配信されていました。理由は、赤川隼一さんがDeNAの社員だったためです。その後、独立という形で2018年に株式会社ミラティブを創業し、代表取締役社長となりました。本記事では、Mirrativや赤川隼一さんのプロフィールや経歴についてより詳しくご紹介していきます。
赤川隼一のプロフィール
まずは、プロフィールと略歴をご紹介します。
プロフィール
- 本名:赤川隼一(あかがわじゅんいち)
- 出身:広島県
- 出生年:1983年
- 最終学歴:慶應義塾大学
- 職業:起業家・株式会社ミラティブの代表取締役社長
- 趣味:音楽・バンド
略歴
- 2006年:慶應義塾大学を卒業。DeNAに新卒入社・入社1年目でマネージャー職につく
- 2009年:モバゲーのグループリーダー職につく
- 2010年「Yahoo! モバゲー」を立ち上げる
- 2011年:DeNAの韓国支社である「DeNA Seoul」などを立ち上げ
- 2012年:社長室長になる。最年少執行役員になる(海外事業、ブラウザゲーム事業を管轄)
- 2015年:スマートフォン画面を生配信するライブストリーミングサービスMirrativ(ミラティブ)を開始
- 2018年:DeNAを退職/独立する形で株式会社ミラティブを創業・社長に就任した
- 2019年:「あいつ今何してる」に出演し話題になる
Mirrativ(ミラティブ)の利用者数が1000万に上る
経済産業省発表のJ-startupに選ばれる - 2021年:Mirrativ(ミラティブ)の配信者が300万・年間のコメントは25億超え
赤川隼一さんは、2019年に「あいつ今何してる」に出演します。番組では、先生たちから「言い合いになったら勝てない超天才卒業生がいた」と番組に取り上げられていました。先生が負けを認めるほど、学生時代からとても優秀な学生だったようです。
赤川隼一さんは東京大学に余裕で合格できる学力を持っていましたが、音楽が大好きで勉強よりも没頭していたそうです。
赤川隼一さんは同じ年の2019年に、経済産業省発表のJ-startupに選ばれています。J-startupとは、経済産業省が推進しているスタートアップ企業の支援プログラムです。たくさんの企業が日々新しい挑戦をしていますが、グローバルに活躍できる企業はほんの一握りです。そんな企業を応援しようというコンセプトのもと、経済産業省、独立行政法人日本貿易振興機構、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が協力して始まった支援プログラムがJ-startupです。
J-startupに選ぶ企業は、約10,000社からイチオシの企業を推薦し、外部審査委員会が推薦内容を確認しているそうです。
赤川隼一が生み出したMirrativ(ミラティブ)とは?
Mirrativ(ミラティブ)は、2015年にリリースされたスマホアプリです。スマートフォンだけでゲーム実況ができ、ゲームをしながら誰かとつながれるアプリです。アバターなどを作成して配信できるため、Vtuberの配信などにも使えます。
スマホだけで配信ができる世界初のサービスで、たくさんのユーザーがゲーム配信などを目的に利用しています。
Mirrativの何がすごいの?と思う方も多いかもしれません。ゲーム実況をするには機材が必要なため、想像以上にハードルが高い作業です。Mirrativを使えば、スマートフォンだけでゲーム実況を配信できます。
Mirrativはゲームが上手でなくても、話が上手でなくても配信していい、上下関係もなく誰でも自由に配信できることを売りにしています。配信を行っている数だけで300万人、全体の利用者数は1,000万人を超える人気アプリです。
ゲームを気軽に配信できて、たくさんの人と関われるのがMirrativの人気の理由です。
アプリのリリースは2015年ですが、Mirrativを運営する株式会社ミラティブが独立して会社になったのは2018年からです。設立から5年目と新しい会社ですが、総額35億円の資金調達を実施するなど多方面から期待が寄せられている会社です。
赤川隼一の経歴
ここからは赤川隼一さんの経歴について詳しく見ていきましょう。
慶應義塾大学を卒業しDeNAに入社
赤川隼一さんは慶應義塾大学を卒業後、DeNAに入社します。なんと、入社一年目にしてマネージャー職に就きます。2009年からは、モバゲーのグループリーダー職に就きます。
モバゲーを提供しているDeNAがYahoo!JAPANと業務提携したときは、Yahoo!モバゲーを配信します。リリースされた際も赤川隼一はリーダーとして携わっていました。これまでのモバゲーは携帯電話専用でしたが、PCからも見えるようにしたのがYahoo!モバゲーです。
2011年、赤川隼一さんはDeNAの韓国支社であるDeNA Seoulの立ち上げにも関わります。2012年に社長の右腕として、社長室長になります。その後は、最年少にしてDeNAの執行役員になります。当時、赤川隼一さんは27歳で、若くして執行役員となります。
執行役員のときには、海外事業やブラウザゲーム事業を担当しました。こうしてDeNA在職中に、どんどん自身のキャリアをアップさせていったのです。
Mirrativ(ミラティブ)のリリースのきっかけ
Mirrativ(ミラティブ)のリリースのきっかけは、赤川隼一さんが音楽をしていたことに関係があります。学生時代は勉強よりも音楽に夢中でした。昼ご飯を食べないで、その浮いたお金でCDを買うほど音楽が好きでした。
赤川隼一さん自身で作曲なども行い、路上ライブも行っていたそうです。毎週定期的に路上ライブすることで、たくさんの人とつながりを持ち、学校に通っているだけでは知り得なかったことを教わったそうです。また、赤川隼一さんはオンライン上でコミュニケーションを取るのも好きでした。
学生時代の経験から、両者を組み合わせてオンラインで音楽を配信し、他人とコミュニケーションが取れないかと赤川隼一さんは考えます。そして開発に踏み切ったのが、「Mirrativ(ミラティブ)」です。
1,000万人以上の人が利用する人気アプリに!
Mirrativ(ミラティブ)のリリース当初は利用者数を伸びませんでしたが、地道に改善など取り組むことで少しずつ利用者を増やしていきました。当時、MirrativはDeNAのサービスの一つでしたが、赤川隼一さんは独立してMirrativだけに力をかけることによって今よりももっとサービスを良くできるのではと考えます。
赤川隼一さんは独立したいわけでもなく、起業という夢があったわけでもありませんでしたが、Mirrativをもっと良くしたいというサービスの成長と今後を考えて独立を選びます。
DeNAには12年間も勤めていたので、赤川隼一さん自身、決断に至るまではだいぶ悩んだそうです。長く人生を共にしていた会社を離れることに寂しく思うこともあったようですが、自分が生み出したサービスをもっと大きく世界に広めていくには、独立が一番という結論に至ります。赤川隼一さんは独立後、Mirrativのサービス向上に力を入れ、現在は1,000万人以上のユーザーが利用する人気アプリへと成長させています。
赤川隼一の推定年収
利用者が1,000万人を越えるアプリを生み出た赤川隼一さんですが、年収は一体いくらなのでしょうか。赤川隼一さんは年収を公開していませんが、たくさんの情報サイトで推測されています。
一般的なベンチャー企業の社長の年収は2,000万円前後が平均といわれています。このことから推測すると、年収は1,000万円から2,000万円くらいはあるのではないでしょうか。ちなみに、DeNA在職中の年収は2,000万円から3,000万円ほどあったのではないかといわれています。東証一部上場企業の執行役員の平均年収は3,200万円程度だといわれているためです。
赤川隼一は結婚している?
赤川隼一さんはご結婚されています。息子さんも1人いて、3人家族です。2012年に結婚し、2013年に息子さんが生まれたようです。
奥様は料理が上手なようで、Instagramに料理の写真もアップされています。お店が開けそうなほどおしゃれな盛り付けの料理ばかりです。奥様は音楽関係の方だということが、赤川隼一さん自身のnoteに記されていました。
DeNAに入社後、将来は音楽をするつもりだった?
赤川隼一さんはDeNAに入社したばかりの頃、音楽を趣味ではなく本業にしたいと考えていました。DeNAに就職をしますが、会社で3年ほど働いた後は退職して、バンド活動に専念しようと考えていたそうで、実際に働きながらバンド活動を続けていました。
しかし、ある出来事がきっかけで赤川隼一さんの考え方が変わります。DeNAに入社して2年目に異動があり、元DeNA執行役員であり、元プロ野球横浜DeNAベイスターズ初代代表取締役社長を務めていた池田純さんの元で働くことになります。
そのときに、池田さんから「将来、何がしたいの?」と聞かれて、赤川隼一さんは素直に「バンドです」と答えます。すると、池田純さんは「じゃあ、会社を辞めて、バンドやればいいじゃん。本気じゃない人に教えることは何もない」と言われたそうです。
赤川隼一さんは池田さんからの言葉にショックを受けます。次の日、悩んだ末に辞表を出しましたが、池田純さんに説得されて会社を辞めるまでにはいたらなかったそうです。
ここで本当にDeNAを辞めていたら、Mirrativ(ミラティブ)は生まれなかったかもしれませんね。このエピソードから、赤川隼一さんがいかに素直な方なのかが伺えます。
赤川隼一さんはこの出来事をきっかけに、いつかバンドをするからという気持ちではなく、本気で仕事をするようになります。池田純さんのもとで本気で仕事を始めてから、だんだんと仕事の楽しさがわかってきて、どんどんのめり込んでいったとインタビューで明かしています。
音楽に全力に取り組まなかった後悔から、赤川隼一さんは事業にすべてを賭ける覚悟のようです。自分に音楽の才能があると信じていたし、周りに才能を認めてくれる人もいたのに、音楽にすべてを賭ける覚悟はなかった、「あのとき全力でやっておけばという後悔を二度と味わいたくないからこそ、今の事業には全てを賭けていますし、片手間に音楽を再開することはないと思います。」と話しています。(引用元:ONE CAREER インタビュー)
赤川隼一の評判
赤川隼一さん自身の評判はあまりないので、Mirrativ(ミラティブ)のアプリ自体の評判をまとめました。
Mirrativ(ミラティブ)の高評価の口コミ
色々な人達に出会えて何となくしてたミラティブ活動が最近はめっちゃ楽しい
ミラティブ配信でちょこちょこやってるけど色んな人とできて楽しい
気軽に配信ができるし、楽しい
顔出しの必要がなく、エモモのコスチュームにもバリエーションがある
カメラを使わなくていいから安心
Mirrativ(ミラティブ)の低評価の口コミ
ミラティブの画質悪いな
数十分前まで配信してたんだけど僕のスマホとミラティブ相性悪いのかすぐ配信切れる…知ってる人来てくれて嬉しかったのにキーボードも開けなくて無視してるみたいなっちゃった
ミラティブ自体なんか重いね
収益化の条件が厳しくなり、収益化が難しくなった
Mirrativ(ミラティブ)は気軽に利用でき、同じゲームをしている人と簡単につながれるのが人気を集める理由のひとつです。しかし、利用者が多いためアプリ自体が重くなってしまうことも多いようです。
画質が悪い、アプリ自体が重いなどの原因はスマートフォンの性能や機種、ネット環境などにも影響されるので、ネットやWi-fiを見直すだけで改善することも多いようです。動きが鈍いと感じたときは、ネット環境などを見直すのも方法のひとつかもしれません。
Mirrativは、収益化できる仕組みがあります。ゲーム中継を配信することでオーブ(Mirrativの配信内の通貨、1オープ1円)が集まり、収益化できます。オーブに有効期限ができてからは、最低換現金額の条件が10,000オーブ以上からになりました。視聴者から投げ銭などがなければ、10,000オーブを越えるのはなかなか難しいようです。以前は有効期限もなく少量から還元できていたので、低評価の口コミが増えたようです。
赤川隼一のSNSアカウント一覧
SNSを調べたところ、以下のアカウントがありました。ぜひチェックしてみてください。
まとめ
世界初のサービスを生み出した赤川隼一さんについてご紹介しました。今後の活躍にこれからも注目していきたいですね。