登録者数590万人を超える脅威の大学生YouTuber「すしらーめんりく」とは一体どんな人物なのか、気になりますよね。すしらーめんりくさんは、中学2年生のときに初めて動画投稿をして以来、すでに10年近くのキャリアのある22歳の大学生YouTuberです。投稿頻度は月に1~2本ながら、そのスケールの大きさと突飛な発想の実験動画が人気となっています。
本記事では、そんなすしらーめんりくさんの経歴や人気の秘密を深掘りしていきます。
すしらーめんりくとは?プロフィールと略歴
すしらーめんりくのプロフィールを紹介します。
プロフィール
- 名前:すしらーめんりく SUSHI RAMEN【RIKU】
- 本名:堀内 陸(ほりうち りく)
- 生年月日:1999年5月30日(22歳)
- 血液型:AB型
- 身長:166cm
- 出身:東京都
- 学歴:慶應大学環境情報学部
※2022年4月1日時点
略歴
- 2013年10月:YouTubeチャンネル開設(このとき中学2年生)
- 2015年4月:東京都立桜町高等学校 入学
- 2015年6月:登録3,000人
- 2015年8月:登録1万人
- 2016年:登録20万人
- 2017年:登録100万人
- 2018年4月:慶應大学環境情報学部 入学
- 2018年:登録300万人
- 2019年:登録400万人
- 2020年 登録500万人
すしらーめんりくさんは、22歳の大学生YouTuberです。チャンネル登録者数は2022年4月時点で590万人となっており、日本で13番目の登録者数を誇ります。動画制作のメンバーは父親、高校の同級生、幼馴染の美容師を含めた4人体制で、超少人数での運営をしています。それでいて年間数千万円の収入を得ているのですからすごいですよね。ただ、動画1つにかける労力は相当なものなのだとか。
動画をみると体育館のような倉庫や巨大な装置を利用しているのですが、装置の移動や組み立ては全て自分達でやっているようです。実験自体に数週間かかることもあるようで、そこから動画編集などをするため月に1、2本が限界のようです。動画の企画・撮影・編集は全て自分でやりたいと話す、すしらーめんりくさん。このこだわりの強さが、クオリティの高い動画を生み出す源泉となっているようです。
すしらーめんりくの経歴
すしらーめんりくさんの経歴を詳しくご紹介します。
中学の時に動画初投稿
中学2年生の時に動画を投稿したのが、すしらーめんりくさんのスタートとなります。スイカが爆発するまで、ひたすら大量の輪ゴムを巻き付けていく検証動画でした。友人がのぞき込んだタイミングでちょうどよくスイカが爆発し、それをYouTubeに投稿したのだそうです。YouTubeはいろんな動画を作成して伸びる分野を探すのが1つの定石ではありますが、すしらーめんりくさんの場合は初投稿から検証動画でのスタートでした。
高校でシンデレラボーイに
高校は地元の東京都立桜町高等学校に入学します。高校1年生の時点では登録者数3,000人ほどで、クラスの皆に見守られながら動画投稿にいそしんでいたのだそうです。ですが、高校3年間の間に登録者数は100万人を超えてしまいます。本人も青春の全てを動画に捧げたと語っているように、修学旅行の新幹線の中でもみんながゲームをして遊んでいる中、一人編集作業に没頭していたのだそうです。クラスで一人違うことをしていたら、イジられたり茶化されたりしそうですが、クラスメイトはもちろん先生もチャンネル登録をして応援していたようで、ここでもすしらーめんりくさんの人柄が出ているように見受けられます。
人と違うのに周りからの理解・協力をちゃんと得られているあたり、真のトップYouTuberと言えますよね。
すしらーめんりくさんですが、大学受験のために高校3年時の2017年6月に活動休止を発表します。YouTube活動をするにあたって、「大学に入ることが条件」ということで親御さんと約束をしていたようです。なかなか規模の大きなチャンネルの投稿をやめるのは勇気がいるかと思いますが、大学受験のために活動休止を決断します。そして、4ヶ月後の2017年10月、無事希望していた大学の合格をSNSで報告しました。
大学でスターダムへ
すしらーめんりくさんが入学したのは、慶応大学環境情報学部です。10月に合格が決まったので、AO入試での試験と推測されます。通っていた高校は偏差値50の高校なので、偏差値が15以上も高い学校に入学したことになります。AO入試といえど、合格するのは至難の業のはずです。高校3年間のすべてを動画に捧げたすしらーめんりくさんだからこそなし得たことと言えるでしょう。
すしらーめんりくさんの動画は海外の人への認知も広がっています。2018年に「すしらーめんりく」から「SUSHI RAMEN【Riku】」へ改名し、海外の人にも受け入れてもらえるよう発言やテロップを少なくする工夫もされています。大学入学時に登録者数が100万人だったチャンネルは、大学4年時に590万人を超え、日本のトップYouTuberの仲間入りを果たしました。
すしらーめんりくの推定年収
すしらーめんりくさんの年収は約1億4,200万円位と想定されます。ただ、動画制作にかなりの費用をかけていますので、実際は半分の7,000万円か、それ以下かもしれません。ただし、それでも大学生が数千万円の年収を得ていることになりますから、夢がありますよね。年収の内訳としては、YouTube広告、アパレル、メディアとなっています。
YouTube広告
YouTube広告については、30日間の再生回数が約2,000万回ですので、1再生あたりの広告単価が0.3円とすると1ヶ月の広告収入は約600万円となり、年間にすると7,200万円になります。
また、すしらーめんりくさんはYouTubeのメンバーシップも運営されており、メンバー単価1,000円、メンバー3,000人と想定すると1ヶ月の広告収入は約300万円となり、年間にすると3,600万円になります。つまり、YouTube広告での収入は約1億800万円の計算です。
企業案件
YouTuberの収入源の一つに企業案件がありますが、すしらーめんりくさんの動画では、企業商品をPRしているような投稿は見られませんでした。時に危険が伴うような実験動画を投稿しているので、企業の商品PRとしては懸念点があるのかもしれません。
ただ、自動車業界大手の本田技研工業からサポートを受けた動画が投稿されていました。具体的な商品紹介のPRはできなくても登録者数590万の知名度がありますから、商品紹介以外の形でのPRをしたい企業からの需要があるのかもしれません。
アパレル
すしらーめんりくさんは「ZERO GRABITY」(意味:無重力)というアパレルブランドを展開しています。「月面での体重測定」を夢と語るすしらーめんりくさんらしいブランドネームですよね。ですが、販売しているシャツやパーカーには宇宙っぽさはなく、「Very Very Long Dog」という犬のイラストが描かれています。ちなみに、パーカーは1着6,000円、Tシャツは1枚5,000円で販売されており、それぞれの販売が3,000着としたら売上は約3,000万円になる計算です。
メディア
すしらーめんりくさんは、KADOKAWAより2020年に「いたずらの魔法」という本を出版されています。日本だけでなく世界からも注目の集まるすしらーめんりくさん初のエッセイです。書籍内では、YouTubeに本気で取り組むきっかけとなったアバンディーズさんとの対談も掲載されています。本体価格は1,320円ですので印税が10%としたら、132円 x 3万部(仮)とすると約400万円の収入となっています。
YouTube広告1億800万円、アパレル3,000万円、メディア400万円、合計で約1億4,200万円がすしらーめんりくさんの年間収入と算出されました。
すしらーめんりくのサービス
すしらーめんりくさんの展開するサービスは、2チャンネルあるYouTubeとアパレルブランドです。
YouTubeメインアカウント「SUSHI RAMEN【Riku】」
メインアカウントは登録者数591万人(2022年4月1日時点)で、学生でありながら日本のトップYouTuberとしての地位を確立しています。スケールの大きな検証動画や奇抜な発想から生まれた検証動画がメインのコンテンツとなっておりますが、お婆ちゃんへのドッキリ動画も人気シリーズとなっており、飽くなき探究心や家族愛に溢れた人柄が人を惹きつける魅力なのでしょう。ただし、YouTubeの広告収入は登録者数でなく再生回数に左右されるため、投稿数の少ないすしらーめんりくさんには少し不利な状況です。YouTubeのメンバーシップを利用して、視聴者からの支援を募っています。
YouTubeサブアカウント「すしらーめん《にく》←2nd」
サブアカウントも142万人の登録者がおり、巨大なチャンネルとなっています。メインチャンネルが「質、コンテンツ重視、入念な企画」なのに対し、サブチャンネルでは「量、人物重視、思考ゼロの企画」の動画投稿となっています。メインアカウントをより面白くするために作られたチャンネルで、質に関係なく思いついたアイデアを大量に実験している姿をみることができます。
アパレル「ZERO GRAVITY」
デザインや生地の構想に半年をかけて制作された「Very Very Long Dog」のTシャツとパーカーをメインに販売しているブランドです。大人気商品ではありますが、受注生産のため届くのに3〜4週間ほどかかります。
すしらーめんりくの人気の秘密
若くしてトップYouTuberの仲間入りを果たしたすしらーめんりくさんの人気の秘密を見ていきます。
ともかく実験がすごい
人気の理由はともかく実験がすごい、ということです。企画の発想がそもそも想像の斜め上をいくようなものばかりですし、広告収益を資金として使えるようになってからは、そのスケールの大きさにも驚かされます。
以下はすしらーめんりくさんの人気動画ですが、天井に張り付く動画はチャンネルイチの人気動画でトップYouTuberのHIKAKINさんもマネをしていました。
- 「天井にいたらどのくらいでバレるの?【恐怖】」3,800万再生
- 「巨大扇風機のパワーがエグすぎる!!」3,200万再生
- 「1500℃の塩をスイカに流し込んだら大爆発した!!」2,700万再生
月イチの鬼企画
スケールが大きく唯一無二の動画を生み出し続けるすしらーめんりくさんですが、これだけのクオリティの動画を企画から撮影、編集までを全てりくさん本人が関与するため、1月に1、2本の投稿が限界となっています。本人も「鬼の1本」と表現している通り、動画1本へかける想いと労力は他のYouTuberとは一線を画しているように思えます。
以下の動画はゲームキャラクターの実写化実験をしているのですが、危険なため専門家監修の元で撮影されており、特殊防護服や耐火靴、グローブ、溶接メガネなど、万全の準備を整えての動画制作をしています。「鬼の1本」がよく体現されている動画ですよね。
- 「1,800℃の鉄を投げてファイアマリオになりたい【大爆発】」投稿2週間で200万再生
すしらーめんりくの噂や評判
奇抜な発想から生まれる壮大な実験が目を引くすしらーめんりくさんですが、お婆ちゃんのドッキリ企画はチャンネルで最も人気のある動画です。18歳年の離れた弟も度々動画に出演しており、家族愛に溢れる動画が頻繁に投稿されています。思わず見ているこちらも笑顔になってしまうような内容で、普段投稿している知的で発想力の塊のような実験動画とのギャップに癒されること間違いないですよ。
まとめ
中学生の時に始めた実験動画をきっかけに青春の全てを動画制作に捧げ、見事に日本のトップの座を掴みとったすしらーめんりくさん。まだ22歳と若すぎる年齢です。今後もどんな実験動画を生み出してくれるのか楽しみですね。