会計士YouTuberの山田真哉さんをご存知でしょうか。山田真哉さんは、登録者数44.2万人のトップ会計士YouTuberです。芸能関係専門の税理士法人「芸能文化税理士法人」の会長を務めています。また、発行部数160万部の「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」や100万部の「女子大生会計士の事件簿」を出版したベストセラー作家でもある山田真哉さん。さらに、アニメオタク・選挙オタクとしての一面もあり、様々なメディアに出演するなど多彩な才能を持っています。
今回はそんな会計士YouTuber山田真哉さんの経歴や噂について詳しくご紹介します。
山田真哉のプロフィール
まずは、山田真哉さんのプロフィールや略歴について見ていきます。
山田真哉さんは、税理士法人の会長を務めるかたわら160万部の書籍「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」や100万部の書籍「女子大生会計士の事件簿」など、その他数多くの書籍の著者でもあります。
また、YouTubeを中心とした情報発信活動も積極的に行っており、会計士としてはSNSフォロワー数でトップとなっています。近畿の名門国立大学である大阪大学を卒業後に東進ハイスクールに就職するも2ヶ月で退職。その後1年という異例のスピードで公認会計士試験に合格しています。
【プロフィール】
- 本名:山田真哉(やまだ しんや)
- 生年月日:1976年6月16日
- 出身地:兵庫県
- 身長:不明
- 職業:会計士、YouTuber
- 所属事務所:芸能文化税理士法人
- 最終学歴:院卒
- SNS:YouTube44.2万人、Twitter3.7万人
※2022年7月時点
【略歴】
- 県立神戸高等学校 卒業
- 大阪大学文学部 卒業
- 1999年 東進ハイスクール 入社
- 2000年 中央青山監査法人 入所
- 2002年 「女子大生会計士の事件簿」出版
- 2004年 中央青山監査法人 退所
- 2004年 インブルームLLC 設立
- 2005年 「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」出版
- 2010年 育休宣言
- 2011年 山田真哉事務所、芸能文化税理士法人設立
- 2011年 YouTubeチャンネル「オタク会計士ch【山田真哉】少しだけお金で得する」開設
- 2016年 内閣官房行政改革推進会議ワーキング・グループ委員
- 2020年 YouTube登録者数10万人突破
- 2021年 YouTube登録者数30万人突破
- 2022年 YouTube登録者数40万人突破
山田真哉さんは、兵庫県に生まれ育ち県内最難関といわれる神戸高校に入学しますが、高校3年生の受験直前に阪神淡路大震災で実家が全壊する被害に遭われています。それでも予備校の寮に住み込みをさせてもらい、大阪大学に現役合格した強者です。
山田真哉の経歴
ここからは、山田真哉さんの経歴についてさらに詳しく見ていきましょう。
必死になることを覚えた学生時代
山田真哉さんは今でこそ多方面で活躍をされていますが、学生時代は中々ハードな日々を過ごしていました。高校3年の冬に阪神淡路大震災の被害を受けてしまうのです。幸いなことに家族は全員無事でしたが、実家は全壊し、1年ほど避難生活を続けていたそうです。
予備校の寮を借りてなんとか大学受験を乗り越えるも、家を失った山田さんは稼ぐことの必要性を強く感じたそうです。父親が会社員として働いていたため貯金を切り崩して賃貸に住んでいたそうですが、学費や生活費は自分で稼ごうと、根暗な性格ながらもなりふり構わず時給の高い予備校講師のバイトに取り組みました。意外と教えることが性に合っていたようで、大学卒業後はそのまま予備校の運営会社に就職します。
一念発起で会計士へ
予備校では「今でしょ」で有名な林修先生の授業のサポートなどの仕事をしていたそうです。仕事はそれなりに頑張っていたそうですが、同期との話の流れから、1ヶ月半ほどで退職して神戸に戻ってしまいます。何か手に職をつけなければと模索していた際に、資格の専門学校で勧められたのが会計士でした。
山田真哉さんは、大学で文学部だったため会計知識などありませんでしたが、予備校講師として勉強方法を教えていた経験と、現代文を得意としていて文章を書くことが苦ではなかったこともが功を奏し、合格まで平均3〜4年かかると言われるところ、たったの1年で一発合格してしまいます。合格後はすぐに都内の大手事務所「中央青山監査法人」に入所し4年ほどサラリーマン会計士として勤務します。
『女子大生会計士の事件簿』が誕生
公認会計士試験に合格し、大手会計事務所に入所した山田さんは、若手が集まる会合に参加した際ジャンケンで負けてしまったことで広報を任されることになりますが、それが後に1つ目のミリオンセラー書籍「女子大生会計士の事件簿」を生み出すキッカケになりました。
はじめは学生向けの機関紙に小説の連載という形で寄稿していましたが、お堅いイメージの公認会計士を女子大生がやっているというギャップが話題となり、それまで連載していた小説をそのまま書籍化しようというアイデアになったそうです。
ただ、話題にはなっていたものの大手出版社のどこからも取り入ってもらえず、自費での出版を決断しました。結果的に100万部を超える大ヒットとなりました。その後も毎年のように出版を続け、共著も含めると合計で30冊近い書籍を出版しています。トップセラーの2冊で260万部ですから、全てを合わせると300万部は超えていることでしょう。
そして漫画の原稿料が毎月入っていたため事務所を2004年に退所する決断をしました。
アルバイト生活を経て売れっ子作家へ
執筆に力を入れようと大手事務所を退所した山田さんですが、退所した次の日に漫画の廃刊が決まってしまいます。不幸としか言いようがない状況ですが、友人の事務所でアルバイトをしながら新たな書籍の執筆活動に取り組みます。そして構想から2年を経て出版されたのが、160万部のベストセラーとなった「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」です。
アルバイトで食い繋いでいた日々は一変し、メディアに引っ張りだこの売れっ子作家としての生活が始まります。ベストセラー2冊だけで260万部出版されていますから、1億円近い印税が山田さんの手元に入っていることでしょう。
独立し事務所を設立
大金を手に入れた山田真哉さんでしたが、その大半をFX投資で失ってしまったいます。
始めは儲かっていたそうですが、投資資金を増やしたところ、世界不況の波に一気に飲み込まれてしまったようです。メディアでの仕事は2009年頃まで続いていくのですが、途中で印税を投資で失ってしまったり、少しメディアでの反響に陰りが見え始めたことで危機感を抱いた山田さんは、本来の会計士としての業務を始めます。
幸いなことに数年間のメディア出演で芸能・芸術関係の人脈ができていたため、芸能に特化した税理士事務所を設立しました。芸能関係のお客さんを多く抱える事務所に成長していく中で、YouTuberをお客さんに迎える機会が増えていったそうです。
Youtubeを開始
新規事業を模索していたタイミングでもあったため、宣伝目的での利用も含めてYouTubeを開始します。はじめこそ投稿内容の模索に苦労したものの、1年後の2019年に1万人登録を超えると、翌年2020年には10万人、2021年に30万人、2022年には40万人登録を突破し、会計士YouTuberとしてダントツの登録者数を誇るまでに成長しました。
2021年の収益は1,000万円を超えるようになったため、雑誌や書籍の執筆からは手を引き、ネットに注力していくことを決断したそうです。
山田真哉の推定年収
山田真哉さんの年収ですが、4,200万円と推測しています。内訳としては会計士としての収入が3,000万円、YouTubeの収入が1,000万円という計算です。独立した会計士の平均年収は1,000万円と言われていますが、山田さんは事務所の会長職をされていますので、第一線での活動はないにしても平均よりは大きく上回っていると予想して3,000万円としています。YouTubeの方は月間再生数が340万回ですから、340万回×0.3円×12ヶ月=1,200万円の計算になりますので、合計して4,200万円という予測になりました。
山田真哉の事業まとめ
現在、山田真哉が行っている事業は以下の通りです。
会計士
山田真哉さんのメイン事業は会計士・税理士業務です。
会計士になった2000年に大手事務所に入所し4年間勤務していましたが、書籍の販売をキッカケにメディアでのタレント活動が忙しくなっていたため5年ほど会計業務から離れています。ですが、書籍やメディアでの反響が小さくなっていることに危機感を感じ、メディア出演で芸能関係の知り合いが多くいたことから芸能関係専門の税理士事務所を立ち上げました。
現在ではテレビに出演するような方からSNSで活躍するインフルエンサーなど、多くの芸能・芸術関係のお客さんを抱える大所帯の事務所となっています。メンタリストDaiGoさんなどYouTubeで活躍するお客さんが増えてきたタイミングで自分も仕組みを知ろうと思い立ち、自身のYouTubeチャンネルを立ち上げました。
事務所所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-12-2 クロスオフィス渋谷 芸能文化税理士法人内
著者
山田真哉さんはこれまで共著も合わせると30近い書籍を出版されています。中でもベストセラーになったのが「女子大生会計士の事件簿」と「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」です。事件簿の方は記事冒頭でお伝えした通りですが、さおだけ屋の方は完成まで2年かかっているそうです。大手事務所を退職して知り合いの事務所で時給900円のアルバイト生活をしている時に思いついたそうで、一般の人でも会計に興味を持ってもらえるような本を出そうと決意しました。2年の歳月をかけて書籍は完成しましたが、出版社上層部からのGOが中々もらえず、担当者が押し切る形で無理やり出版にこぎつけた形で世に出ることになったそうです。当時は郵政民営化やライブドアによるテレビ局買収など大きな経済ニュースが多かったことから、時流に乗れ7ヶ月でミリオンセラーに到達しました。
YouTube
芸能関係に特化した税理士事務所を運営していく中でYouTube関連のお客さんが増えたことから、集客や採用もかねて自身でもYouTubeを始めるようになります。現在は登録者数44.2万人で、会計士YouTuberとしてはトップに君臨しています。ミリオンセラー書籍の著者であり多数のメディア出演の実績をもってチャンネル開設をしたものの、半年近く登録者1,000人に満たない状態が続いていました。知名度ではなく動画の質が重要であることに気づいた山田さんは、税務関係の知識を視聴者にわかりやすく伝える動画作りに切り替え取り組み方を変えていきます。チャンネル運用開始から1年で1万人登録を達成し、YouTubeらしい「やってみた動画」などは100万回再生を超えるなど、バズる動画も増えていきました。
山田真哉は高校生への講義で炎上?!
山田真哉さんに関する炎上話はほとんどないようでしたが、巻き込まれ炎上の話題が出てきました。山田さんやDMMの亀山会長が高校生相手にビジネスの授業をする体験学習での出来事です。授業を受けた高校生がコミケにいけない人から料金を受け取り商品の買取代行を思いついたのですが、手数料をもらうのではなく実際には高い値段で転売していたこと、未成年にも関わらず成年向け商品を購入していたのではという疑惑が浮上しました。
それにも関わらずDMM亀山会長が「商魂たくましいチーム」と高評価してしまい、違法な行動をした高校生を讃えてしまったことでネット上で炎上してしまいました。山田さんもこの授業の講師として登壇していましたが、特に高校生らを評価することはしていなかったようで、山田さん自身は炎上などはしていなかったようです。
山田真哉のSNS
山田真哉さんのSNSアカウントは、以下の通りです。
まとめ
会計士YouTuberのトップとして活躍する山田真哉さんについてご紹介しました。
震災や漫画化の打ち切り、バイト生活、投資の失敗、鳴かず飛ばずのYouTubeなど多くの災難に見舞われた山田さんですが、執念で打開する姿は見事ですよね。YouTuber以外のクリエイターや新しい世代もどんどん出てきていますから、今後ますますビジネスの方も発展しそうですよね。